アコの試験は大波乱?
西東が試験をクリアした時、前切 アコも同様に試験を受けていた。
「アコ?そろそろ起きよ!」
「うるっさいわね!叩き斬るわよ!」
寝ぼけたアコが殺気を漂わせながら目覚める。
アコは自分がクローゼットに居ないことに更に怒りを感じていた。
「此処は何処よ!」
「ひぃ!落ち着くのじゃ、話せばわかるぇ」
「ああ?アンタ!チビ閻魔じゃないの!」
アコの目の前にいたのは閻魔天 湯卯覇であった。
「妾をそんな呼び方して良いとおもっているのかぇ!無礼者……」
アコの隠していたナイフが閻魔天の喉に突き付けられる。
「私ね、朝はゆっくり起きたいの、低血圧で…… イライラが押さえされないのよ、わかるかしら?わからないわよね!」
そんな時、慌てて二人に駆け寄るコガノエとクルノ。
「まてまて!アコ落ち着け!閻魔を殺ったら!地獄と天界が戦争になる」
「アコさん!冷静になってください!今回は神父様から依頼で試験の為に来てもらったんです!」
アコは神父の名を聞くとナイフをしまった。
コガノエとクルノがひと安心する中、アコに閻魔天から説明が開始される。
「今回、天界からお仕置き人の試験をして欲しいと頼まれてな、妾はあまり乗り気では無いのだがな」
閻魔天はそう言うとアコを試験会場に案内する。
閻魔寮の隣に作られたドーム型の格闘場。
その中へと繋がる長い階段、アコが中に入ると中には他の天界人達が地獄の鬼と戦っていた。
その中に クーウェン=ミーヤン達の姿もあった。
「私は天使なんだけど!あれは天鬼よね?意味がわからないわ」
アコが怒りを露にする。
しかし、そんなアコに聞きなれた声が近づいてくる。
「アコじゃないですか?試験は終わりましたの?」
「ケルケル?あんたも来てたの」
「当たり前でしょ!私も天鬼なんですからね」
ケルルロッテと話す間に次々に天界人達が天界に帰っていく。
天界に帰っていった者は試験失敗者である。
勝てば地獄に残り証明の書類を作成し天界に送り地獄で合格証明を受け取り終了になる。
ケルルロッテは合格したので天鬼の中から天鬼の上に昇格したのだ。
「さあ!アコよ、試験の準備が整ったのじゃ!早く開始せよ」
「早く開始せよ?私に殺されかけたチビ閻魔のゆずちゃんは口の聞き方も知らないようね?決めたわ……あんたよ!」
アコは閻魔天に対して指を指した。
「へ?」
「アンタを叩き斬れば、合格でしょ!」
その言葉に周りが凍り付く。
直ぐに警備隊が閻魔天を守るために前に出る、しかし、それをクルノが止めた。
「いんじゃない?閻魔も最近運動不足だし少しは運動しなよ」
クルノの言葉に更に皆が驚くがコガノエも少し悩むもそれに賛成した。
理由としては、閻魔天の立場を安定させたかったのだ。
「仕方無いのう、ならばやるかのぅ?コガノエよ。直ぐに皆を会場のリングから出してえくれ、妾が戦うのじゃからな」
そう言われ直ぐに全員をリングから退場させた。
そしてリングには、アコと閻魔天の二人だけにされる。
二人がリングに立ち、試験が開始される。
「アコよ、妾が戦うのじゃ、手加減は要らぬ!妾を退屈させないでおくれ」
そう言うと閻魔天の周りに霧が現れその中から絶世の美女が姿を現した。
「妾がこの姿になるのは何時ぶりか、ほんに楽しみぞぇ」
「あんた、本当にチビ閻魔なの?」
「ふふふ、妾がいつも小さいと思うでない、言うておくが、妾が閻魔の名を継ぐ者だとその身に確りと刻み付けてくれるまで、許してやらぬぞ?」
不適な笑みを浮かべる閻魔天を前にアコも笑みを浮かべる。
「上等よ!チビ閻魔がデカ乳閻魔になったからって!勝てると思わないで欲しいわ、調子に乗る悪いチビ閻魔にお仕置きしてあげるわ!」
二人の間に嵐のように闘志の炎が燃え上がるのであった。




