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いきなり!Tシャツ

いきなりのアナウンス、そして閻魔天がいきなりマスから現れたアームに掴まれると凄まじい勢いで『鉄の処女アイアンメイデン』の方に引っ張られていく。

「離さぬか!こんなお仕置きマス等!妾は、聞いたことないぞぇ」


『はい、今回バージョンアップさせて頂きました!さぁ!レッツお仕置きターイーム!』


「コガノエ!クルノ!助けてくれぇ、コヤツおかしいのじゃ!本気で妾を串刺しにする気じゃ!」


「確かに少し、いき過ぎてますね!むしろお仕置きが必要なのは、獄六の方かも知れませんね!」


「グダグダ語ってると閻魔が串刺しの焼き閻魔になっちまうなぁ?」


「いいから!早く助けてくれぇ!あとクルノ!妾を更に焼き閻魔にする気か!イヤじゃイヤじゃぞ!」


直ぐにクルノとコガノエが獄六を止めようと飛び掛かる。

しかし、獄六がそんな二人に対して重力場の重力を最大にする。

二人の体に凄まじい勢いで重力がのし掛かる。

二人の体が地面に沈むように叩き付けられる。

「グアァァァ!なんです。これは!」

「ダメだ!僕も体が動かない!」


『地獄の住人の皆様は大変短気で直ぐにルールを破る!そんな悲しい現実的地獄の状況を理解してバージョンアップした!私、獄六バージョンアップ656!さぁ、楽しいゲームを続けましょう』


「つまり、お前はルールを守るんだな?獄六」


『はい!私は絶対にルールを重視します』


「なら、ヘルプだ!」


『はい?このタイミングでヘルプを使うのですか?』


「いいから!ヘルプ、前切 アコ」


その瞬間、空間内が光輝き、下着姿にTシャツ姿のアコが姿を現した。


「え?」

「へ?」

プルプルと震えるアコ。

「西東…… 久々に遣ってくれるじゃない!私の御風呂タイムを邪魔して覚悟は出来てるんでしょうね!」


「おい!獄六、プレイヤー追加だ!前切 アコをプレイヤーにする」


『おおお!それはサプライズ、わかりました!ならば前切 アコさんを追加しましょう!』


その間に西東がアコに一言耳打ちをした。

そして、アコが頷く。


『用意が出来ました!そしてお仕置きターイーム再開!』


「ヘルプ!」


『はいぃ!いきなりヘルプ?』


「ヘルプよ!呼ぶのはキャリーバッグよ!」


『よくわかりませんが!了解です』


そして、アコのキャリーバッグが転送されてきた。


そして閻魔天へのお仕置きが再開され、鉄の処女アイアンメイデンに引っ張られていく。

「嫌じゃぁぁぁ!串刺しになるのは嫌じゃぁぁぁ!助けて西東ーー!」


泣きわめく閻魔天。


「いくよ!アコ」

「良く分からないけど!あとでサクッと埋め合わせしてもらうわよ!いいわね」


アコは直ぐにキャリーバッグからチェーンソーを取りだし刃を回転させる。


西東は直ぐに閻魔天に結界を貼り鉄の処女アイアンメイデンから守る。

「西東!妾を助けてくれるのかぇ!」


「いいから!ゆずちゃん、頭を下げてて、アコ頼む!」


「わかってるわよ!あと、ゆずちゃんってなんなのよぉぉぉ!」


西東が作った結界の階段をアコが登り天高く飛び上がる。

そして、獄六の本体パネルを一気に切り裂こうとする。


『無駄です!』


「いや?無駄じゃないんだよね、だってアコは天界人だからね」


「良く分からないけど!無茶苦茶イライラしてるんだからぁぁぁ!」


『八つ当たりぃぃぃ!』


ビキビキ……ギッギッギ……


獄六が真っ二つになり、擬似空間が解除され閻魔天の部屋に姿を戻す。


「西東、うわぁぁぁ」


「よしよし、ゆずちゃんもう大丈夫だから」

西東が優しく閻魔天の頭を撫でる。

そして、西東をアコが睨み付ける。


「そうだわ……西東……さっきの約束今はたして貰うわ……」


ゆっくりと近づくアコ。

直ぐにコガノエが閻魔天を抱え距離をとる。


「あ、アコさん!やめて!」

西東は既に結界を使い果たしていた。


「この!ロリコンがぁぁぁ!」


「ギャアァァァ」


「さ、西東!西東が切られたぞぇ!」


アコとの再会は鉄の香りがしました。

そして、痛かったです。


「西東、まだ終わらないわよ!天誅!」


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