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西東への招待状

遅くなりましたが更新です!

西東の目の前にはクルノとコガノエの姿が飛び込んできた。


「はあぃ!御兄さん。相変わらずデンジャラスライフをエンジョイしてるわね?アハハ」


「お久し振りです、皆様。西東殿、相変わらずの生活スタイルに驚愕ですねぇ」


呑気な挨拶をかわす横でケルルロッテの一撃を軽くあしらうクルノと西東に挨拶をするコガノエの姿が其処にはあった。


そして、クルノの姿を見たアコが直ぐにナイフを構える!


「また!西東の事を拐いに来たわね!」


アコの言葉にクルノが満面の笑みを浮かべる。


「今回は違うのよねぇ?でも、ついでに拐っちゃおうかしら」


冗談めいたクルノの言葉にアコの怒りゲージが急上昇していた。

更にクルノが追い討ちを掛ける様な一言を口走る。


「御兄さんの死に顔、可愛くて僕大好きなんだよねぇ」


ケルルロッテの薙刀を受け止めながらそう口にするクルノにアコが飛び掛かる。


ケルルロッテもいきなり飛び込んできたアコに驚き、薙刀の力を緩める。


その瞬間、コガノエがアコを掴まえ、更にケルルロッテの隙をつき、薙刀を軽く握り力を加えるとケルルロッテがバランスを崩した。

余りに呆気なくアコとケルルロッテがつかまる姿に西東は呆気にとられていた。


アコが暴れるが其れを物ともしないコガノエはアコをケルルロッテの上に降ろすとその上から軽く手で抑える。


「落ち着いて話も出来ませんね?西東殿、よくやっていけますね。頭が下がりますよ」


取り合えず話を聞くために皆をリビングに案内する。

アコとケルルロッテ、クルノとコガノエがテーブルに座る光景は驚きと言うより、自分の家に台風と竜巻が一気にやって来た様に西東は感じていた。


「取り合えず何か飲みますか?」


「私は!ゴーラ。氷少なめ」


「僕はドクターソルト」


「すみません、西東殿、私も手伝いますよ、あと珈琲をいただきますね」


「私はヨーグルトドリンクの牛乳割りをを頂きますわ」


コガノエさん以外、容赦ないな……


テーブルに御菓子と飲み物が並ぶと、アコとクルノは御菓子の取り合い。


ケルルロッテとコガノエは先程の押さえ込みの原理を話したりと本題には程遠いい話が始まっていた。


コガノエとケルルロッテの話が終わりやっと本題に入る。


「西東殿、貴方を地獄に御招待したいのです。その為に私達二人が派遣されました。あ、拒否とかはしないで下さいね?力付くになるとつかれますので」


「待ちなさいよ!やっぱり西東が狙いなのね!行かせないわよ!」


コガノエの話にアコが強く反発するとコガノエがある紙を提示した。


「神父殿にも許可は貰っております。もし、どうしても来ていただけないと言う事になれば、地獄と天界の友好関係にも亀裂が生じかねません、よくお考えください。西東殿」


新手の脅迫ですよね…… しかも力付くでつれてくとか!

はぁ…… 行くしかないか……


西東は地獄からの招待を受けることをきめる。


地獄からの御招待。

西東は喜べない気持ちでいっぱいであった。


そして、其れを聞いたアコの表情は悔しそうであり、悲しみに満ち溢れていた。

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