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「名実ともに」19
A国国会議事堂内にその男は居た
本来ならならその男は
その座に座る事は不可能だった
そしてその場所に座るはずだった男はいなかった
男①「今回の案件は、大変重大な事であったのは事実です」
議員達「…」
男①の演説をはばむ者は誰も居ない
男①「A国元首相を含めてその官僚320人程が
賄賂を受け取ったとして起訴されています」
男①は演説し続ける
男①「この様な事が二度と起きない様に
警察、及びその関係者と関係を強化していく所存です」
男①はそう言い終わるとその場を後にした
彼(男①)がやった事はシンプルである
第一に警察との連携強化そして賄賂関連の法を厳しくした
結果としてある程度予想出来る物になる
そして第二に賄賂の代わりに投資にすればいいと
部下を使い噂を流した、後は簡単である
自身の味方になって欲しい人物には投資をし
そうでない人物には何もしない何も無ければ捕まる事は
無い、もし仮に国家の敵ならただ消えて貰うだけである
そして今A国は大きく動こうとしていた