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ep25 1つの新システム

「やっぱ、いない」

 コックピットを開けたエイドも現実味がないようだった。

「ありえない。どうやって脱出したんだ?」

「エイド、考えるのも分かるが先に直しておかないと、やつらが来ても対処できないぞ」

「あ。ああ」

 ツバサにいわれ、エイドは早速修理へと急いだ。ツバサも含め、他のみんなは落ち着かない様子で何かをしようと探している。何かが見つかる人は少なく、うろうろと歩き回ったり、立ったり座ったりを繰り返すなどが多かった。

「そだ、アリス。ちょっといいか?」

 準備をしていたエイドが思い出したような声をあげ、アリスを呼んだ。

「実はさ、メテオ用の新しい操縦システム開発してたんだけどさ。元のシステムのダメージが大きいんだ。この際、新しいシステムにしてもいいか?」

「新しいシステム? どんな感じのなんだ?」

「直感的に戦える感じのシステム……ってとこかな?」

 直感的に操作って、どっかのゲームかよ。と突っ込みたいところだが、それを可能にしたエイドの技術力はすごいものだといえる。未だ、そんなシステムが開発されたなんて聞いたことがない。

「元のシステムの復旧って、かなりかかりそう?」

 エイドは少し考えると口を開いた。

「結構かかりそうかな。新しいほうの使えば、結構時間短縮できそうなんだけど」

「じゃあ、新しいシステム使おうよ。あと、よかったら手伝おうか? 少しは整備の知識あるし」

「本当? 助かるよ。正直、1人じゃきつかったんだ。いっつもルファに手伝ってもらってたし」

 エイドはうれしそうな笑顔を浮かべた。そして職人の顔に戻ると、直すのに必要な箇所のピックアップと道具の準備を始めた。

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