騎士、態度悪すぎだろ。
「俺は団長となった、テトラ・サーベルだ。テトラって呼んでくれ。
武器は見てのとおり槍。みんな、よろしくな!!」
いかにもな爽やかイケメンだね。
「僕は副団長になった、ライ・アルベルク。ライって呼んで。
武器は双剣。よろしくね」
爽やかイケメンなら爽やかイケメンで対抗だ!!
なぜ競っているのかは自分でもわからないが!!・・・さて、次は、
黒髪黒目の子か。この世界にしては珍しいな。前の世界はそれで統一されてたけど。
「・・・カゲ」
「えええ!!それだけ!?」
コントか!!先輩に挨拶するときの中学一年生じゃないんだから!!
それにしても、カゲって名前も珍しいな。
「チッ・・・カゲ・ノラクディ。武器は弓矢。なんとでも呼べ」
こわっ!なに、舌打ちしないでよ!
しかも目鋭いから!睨まないで!口元ネックウォーマーで隠してるし!!
怪しさ万歳なんだけど!!他二人も苦笑いしてるし!
「お、オイラはケイルス・ホールター。ケイでもいいよ。
武器は・・・ってゆうか魔法使い。よろしく!」
オイラ・・・?ま、まぁいいや。しかし変な名前だな。
親のネーミングセンスを疑うよ。後は何も変わったところはない。
金髪、蒼眼・・・前の世界の外国人みたいだ。
「自己紹介は済んだな、じゃあ諸君にこれを渡そう。」
あ、態度悪い騎士。っと、いきなりマントと腕輪投げ渡されても・・・
雑だなぁ。みんな同じ物配られてるみたい。
「そのマントはお前らが魔王退治のために旅をしている者だという
証拠だ。そのマントを切るだけで、この大陸内は楽に進めるだろう」
・・・大陸外、が問題ってことか・・・
「そして、その腕輪は通信機能とテレポート機能がついている。
やばい、と思ったらそれで拠点までテレポートすればいい。」
結構高性能じゃん!!そんなん投げちゃダメでしょ!!
「で、最後にこれが地図だ。」
態度の悪い騎士さんが僕たちの前で地図を広げる。
「この各大陸には魔王の使い手がいる。それを倒さんことには
話は進まないだろう。まずはここから東に進め」
そうぶっきらぼうに返すと、地図をテトラに押し付けてどこかへ行った。
唖然とするぼくたちに、そばにいたメイドさんが、
「明日、出発になります。あちらのお部屋で体を休めてください。」
って笑顔で言うものだから、何もしゃべらず部屋まで来たけど、
たぶん、みんなあの態度を不満に思っているだろうな・・・




