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シェフの処方箋  作者: ソルファ
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犬と殺し屋労働組合本部

そうだ!戸小谷さん本月の電話番号知ってるかな?


戸小谷さんに電話をかけてみる。


「はい。戸小谷です」

「度々ごめんね。今大丈夫?」

「あっはい大丈夫ですよ」

「戸小谷さん本月の電話番号知ってたりする?」

「本月さんのですか……私知らないです……すいません」


やはりそうか。

ウラと本月は繋がりがあるから知ってると思ったんだが。


「そっか、いいんだ。あいつ探してんだけど古本屋にも学校にもいなくてさ」

「そうなんですか……殺し屋労働組合の本部には行きましたか?」

「本部? ああ、もしかしたらあいつの活動詳細出てるかもな! 行ってみるよ! いつもありがとう戸小谷さん」


活動詳細とは仕事の活動記録や休業届け、依頼中かどうかがわかる掲示板のこと。


「あっいえ、私その……明日本部に先日の依頼の報告書を出しに行くんですけど……よかったら一緒に行きますか…….あっいや、嫌だったらいんですが」

「なら一緒に行こうぜ」

「あっ是非……あの……ありがとうございます」

「明日10時に駅前集合でいいか?」

「あっはい……」

「おっけい。じゃまた明日な」


組合の本部か。

そういえばここ最近行っていないな。


本部には戸小谷さんが言っていた通り、

依頼(殺し)の報告書を提出する時や、

殺し屋免許更新等に行く必要がある。

しかし、トップランカーになるとこういった面倒な事務手続きが免除される。

正直ありがたい、あそこはくせ者が多く、どうも行きづらいからだ。

なんせあの破天荒理事長いるからでもある。

理事長がいると何かと面倒な事に巻き込まれることが多い。


理事長とは殺し屋労働組合の代表でジジイなのに体つきが良く、

いつも女の子を追っかけている、

いわゆるスケベジジイだ。

いつも予想外の行動にでて、周りを困らせる。

ただ、殺しの腕は日本一らしい。

現役時代は殺し屋労働組合の殿堂入りを果たした殺し屋でもあったらしい。

本人曰くだから……どうも胡散臭いが。


理事長はどうせ嫌でも会うだろうから良しとして、

リオ先生に会って相談でもしようか。

組合で唯一と言っていいまともな人だからだ。

少し天然なとこはあるが頼りになる人であることは確か。

そして何と言っても美人でスタイル抜群で大人の色気を兼ね備えてる相談窓口&カウンセラーの先生だ。


ただ”鼻”を潰さないといけない所がなんだが。


「にしても、あのクソ犬に引っ掻かれた所まだ出血してるよ。今日は災難な日だな」


この時俺は知らなかった。

殺し屋労働組合本部でさらなる悲劇が起ころうとは。

そして本月は何処に……。


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