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第20話 不服に思う者達の任務の様子

 和夜と騎士が初任務をしている日、リゼとキンバも初任務をしていた。実はこの2人はボランティア感覚で悪の組織を倒すという経験は多くしていた。だから、委員会での初任務は緊張はしていなかった。今までやっていたことをしているだけだからだ。2人の強さの噂を聞きつけた不死長老は幹部として迎えたいと考え、黒葉が委員会に入らないかと可愛く勧誘し今に至る。外見が不良の2人はまだ中学3年生だが出席日数を無視して委員会活動をしている。中学卒業後は高校へ行かずに委員会活動をするつもりだ。


 2人は自分達より少し年上の男数人に囲まれていた。リゼは長いチェーンをブンブンと振り回し敵全員に当てていく。まるで台風のようだ。敵がよろけた隙に釘がねじ込まれた金属バットを持つキンバが1人1人にとどめを刺すように当てていく。

「全員くたばったな」

「後1人かな」

2人が見た方向には1人の男が居た。その男は人差し指を立てており黒い何かが浮遊していた。

「お前がボスか?」

「ああ。確かに僕はここのボス。部下からはチャクラ様と呼ばれている。まぁ、そんな部下ももう居ないけど」

2人はそれぞれの自慢の武器を構える。敵ボスの周りに黒い何かがいくつも増えていくからだ。

「僕はこういう刃物を自在に動かすことが出来る」

謎の黒い物は刃物だった。それが高速で回転し浮遊している。

「避けれるかな?上手く避けないと傷が増えるよ」

高速回転する刃物がいくつも2人へ襲い掛かる。リゼはキンバをかばいながらチェーンで上手くはじき飛ばし黒い刃物を壊す。しかし、1つだけ対処しきれずリゼの手をかすった。

「くっそ!無傷で終わらせるつもりだったのに」

「顔じゃなくて良かったね」

敵ボスが笑いながらリゼにまた攻撃をする。楽しそうである。だから、油断した。

「よくも・・・リゼに傷をつけたな」

まさか、この一瞬で上から釘入り金属バットを持ったキンバが来るとは思わない。気付かなかった敵は頭にゴンっとバットが当たり、あっさり倒れた。リゼは手に切り傷が出来たが初任務は無事に終了した。

「でも・・・ナンバー5かー」

「幹部でも幹部の中で1番下だとね~」

「伸郎さん、騎士さん、強さんに俺等が敵わないのは分かるけど、あのアマがナンバー2なのが変なんだよ」

「まぁ、少しの辛抱じゃない?」

「それもそうだな」

「あれだけネットで悪く書かれてるんだから本人から引退するよ。きっと」

「根性なさそうだもんなー」

笑いながら2人は歩いて帰る。


 同じ日に強も任務をしていた。裏で委員会が動いていた時にリーダーをしていたので初任務ではない。

「あんな小娘の下に居て堪るか。いや、上にさせてはいけない。俺が直ぐに上がらせて貰う」

と呟く強の周りには敵が多く倒れていた。こちらも任務成功である。敵全員を倒し終わると、ポケットから委員会のカードを取り出し、ナンバー4と書かれた文字を睨む。和夜が居ることで伸郎、騎士、自分という順番でナンバー3になれないのが相当、不満だったのだ。

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