第58話「承・遠征」
BIG4のトップ4人が集まって指揮を取る。目的は明らかに作品の質を落としに来ているクエスト〈伝承の不純物〉に対しての陣形取りだ。
こういう時の最果ての軍勢トップ、真城和季は頼もしい。
「まず、BIG4とかほぼ実力ある上位陣はこのクエストに参加できない。単純に手が足りていないからだ。そこで今回は艦これみたいな遠征形式を取る」
湘南桃花が捕捉。
「敵3体に対してこちらは6人で挑みます。だけで名前だけ指名してあとはそちら独自の判断で動いて欲しい。いわゆる〈自由に戦え〉の作戦名になります。で、結果だけ報告」
和季が軍議の指揮を取る。
「今回世界規模で場外乱闘のクセが強く、育成も兼ねているので。四重奏と非理法権天からは出動しません。出動するのは新世代である最果ての軍勢と放課後クラブとなる」
天上院咲が今回のレギュラーメンバーを3名選出して呼ぶ。
「まず、今泉速人。次に後衛支援組として内田金造と風見正義を出します。軍勢の方は本気なので足を引っ張らないように。私達上位陣は手を出さないけど、コレ遊びじゃないから気をつけてね」
信条戦空が直感で感じたままを言う。
「なんだ、つまんねーにつまんねーを足してるのか」
足し算と引き算は解ってるらしい。
続いて、軍勢の陣形。
「相手の大将は声質と光闇だ。同じ光闇タイプだし中国代表チェンが総大将となる。それをサポートするようにエジプト代表バレッサ、イギリス代表ラフティーヌの選出とする」
続いて敵情報の特徴の共有。
《ノイズR・L・Cの特徴》
主に今回の敵は、自身を対象として、階級が高く、年上で、実力がない。という体質になっている。
年齢という歳だけとって階級が上がり、実力が伴っていない。または貴族や血族にものを言わせて努力を怠ったフヌケなのに声だけはデカイ。と言った特徴がある。
称号や肩書に固執している。職業蘭や学歴の有無しか見えていない輩がそこだけを声を大にして連携してくる……そんな所だろう。
故にこの敵の本質は小心者の小物、本物の実力者の横でゴマをすったり、横で給料という名の養分を吸い取るのが主な目的となる。なので男性と女性にも差別的だし、年下と年上での接し方が違い。階級の低い相手とは口も聞かない。何故なら自分の利益にならないから優しく接する必要がない。または出世に繋がらないからだ。
そいう縦社会のモンスターだと思えば良い。
桜愛夜鈴が感づいたようなので、単純明快。ズバッと本質を誰の目にも明らかなように言う。
「つまり今回の対象の体質という名のモンスターは。自民党の国会議員な訳だ」
とどの所、ズぼし。
そこを集中攻撃する。で、湘南桃花はこうなってしまった責任を持って言う。
「あいつらがああなった責任は私にあるんだから、ここは責任を持って鍛え直します! フヌケ過ぎる!」
特に、力の世界で戦ってきた。実力の世界であの大結界を生き残って来た生存者としても。
それを横から甘い蜜だけ吸おうという、その階級社会事態が気に食わない。実力の社会で生きていない者達への、これは鉄拳制裁だ。
まあ、アニメ会社の給料の中抜きとかも気に食わないが、そもそもそれを指導する行政の方が腐ってるので、そこは徹底的に鍛え直さないといけない。
日本国内でやっても効果は薄い、これは世界規模でやらないと効果は薄い。桃花が願っているのはたった1つだ、まともな奴が役職につけ! である。
GM天上院姫はそれを微笑ましく見守りながら桃花に語る。
「ふふ、手伝ってくれたのにその仕打ちってことかw」
「そもそも日本だけで手に負えなくなったからアメリカが出てきたんでしょ? まぁ、パート、チーフ、副所長、所長で〈見える化〉とホウレンソウはちゃんとやるけども。そもそも上流階級がナメ腐ってるのは事実。ってかライブ見てれば解る! やる気ない!」
桜愛夜鈴は湘南桃花の怒りを沈める。
「まーまー今回は遠征で見守るだけなんだから……あんま感情を表に出してもねえ?」
「とにかく実力ある人が評価されない社会が許せない! ……てまあ私の感情はここまででいいか……あとは自由行動にします。私達本隊はこのまま進軍します」
最果ての軍勢と放課後クラブの合計6名とその別働隊、……世界規模なので10万人ぐらいかな? とか適当に言いつつ。数の暴力で後は任せた。
と、ここまで熱が籠もったあとに、冷静になってGM姫は世界種クールマに何度でも確認する。
「あ、クールマ、何度でも言うが何でもは叶えるなよ?」
「な~~~~!!」




