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第43話 カーイルへ帰ろう

今日の投稿は短いです。

 次の日、俺たちはカーイルに帰る前にエラたちにお別れを言うため、再び海底へやってきた。


「そやなー、もう帰らなあかんかー」

 テーブルを囲んで海水ソーダを飲みながら、エラが残念そうに声を漏らす。


「もう1週間、いやせめて、もう1日ぐらいいてもいいんやない?」


「そうしたいけど、難しいな」

 本来この町に来た目的だったクエストも終わったし、クラーケン騒ぎも一応終結したから俺たちもそろそろ帰らないといけない。


「分かった、もうこれ以上はわがまま言わへんようにする。その代わりみんなに約束があるねん」

 エラが改まった感じで話す。


「「約束?」」

 急に約束って何だろう。


「うち、、もう少し大人になったら冒険者になるって決めたんや。だからその時はみんなと一緒にクエスト行ってもいい?」

 エラにしては小さな声で言う。


「、、、ダメかな?」


「いやいや!もちろん歓迎するわ!」

「私もお待ちしておりますわ!」

「もしそうしてくれるのならとても嬉しいよ」

「次会う時が楽しみね」

「大大大歓迎だよ!あ!その時にはルーシー先輩って呼ぶこと!いいね!」

「ルーシー何馬鹿なこといってんだよ!エラこいつのこと逆にこき使っていいからな。待ってるぞ」


 返事を聞いて安心したからか、エラがニッコリと笑う。

「みんなありがとう!!でも覚悟しとき!次会った時にはこのパーティの誰よりも強くなってるから!」



 ーーーーー


 こうして俺たちはエラと再会の約束をして地上に戻った。

 砂浜まで送ってくれたエラが海に戻るのを見届けると、俺たちは馬車のりばに向かう。

 乗り場には既に馬車が止まっていた。


「この馬車に乗ってオセアンに来たのって何日前かしら?もうずいぶん前のことに感じるわ」

 確かにいろいろなことがありすぎて大昔のことに感じる。


「そうだねー、魚料理美味しかったなぁ」

 相変わらずルーシーは食い物の話しかしないな。


「そんなこといってどうせカイールに戻ったら『肉最高!』とか言い始めるんでしょ」

「うぐっ、それは」

 ステラのツッコミにタジタジになる。


「何も言い返せてないじゃん」

「うるさい!タクミは黙ってて!」

 頬を膨らませるのはいいけど全然怖くないぞ。


「まあまあルーシー、落ち着いて。」

 ライアンがなだめる。


「その通りですわ。それにエラと再会した時のために、もっと経験を積むことの方が大切ですわ」

オリビアの言う通り、これから先もやることはいっぱいだ。



「よし!それじゃ、次のクエストのために帰ろう!」


 俺たちは馬車に飛び乗った。




皆様お付き合いいただき本当にありがとうございました!


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