カットだ、カット!
これで200ローナ失った。
かかった時間は20分ほど。
3本先取なので、最短あと2回だ。
・・・・・・あと2回以上これを見るのかって?
カットだ、カット!
「・・・・・・負け、ですわね」
「ようし、逆転の3連勝!」
練習と1回目こそ負けたが、そのあとはしっかり攻めも守りもうまいこといき、3連勝。
600ローナと3連勝分の1000ローナ。
1回負けた分を引くと1400のプラス。
「面白かったぜ」
俺は握手を求める。
「こちらこそ、受けていただいてうれしかったですわ」
きっちり通じて、握り返してくれる。
「俺はトニーと合流するけどよ、そっちはどうするんだ?」
握手を解いて聞いてみる。
「また少ない金額から増やします。また最後の8時間で勝負しましょう!」
「おうよ」
と言っても俺はそこまで目立ちたいわけではない。
せいぜい参加費と宿代くらい回収しておきたいな、くらいだ。
「ではまた、明日にでも」
「じゃあな。楽しかったぜ」
と言って俺はゲーム場より立ち去る。
(よっし! 3200+1400で4600!)
ローナはそこそこ増えたと思う。
ここからさらに倍、倍、倍! を目指す!
『15時をお知らせいたします。ギャンブルバトルロイヤルに参加中の方々、残り時間は33時間。あと1時間が経過しますとレートは更に倍となりますのでご注意ください』
どこからともなく拡声器によるアナウンスが聞こえる。
(とりあえずトニーと合流するか。おそらく宿あたりか、その辺の賭場にいるはずだ)
「あ、サム、帰ってきましたね。そろそろじゃあないかと待機してました」
「別に待ってなくていいんだぞ」
宿のエントランス部の椅子に掛けて飲み物を飲んでいたトニーを発見した。
「勝ったかい?」
「いいえ。ちょい負けですね」
「でも3000くらいはあるだろ?」
「まあそのくらいですね」
「・・・・・・とりあえずブラっと何か勝てそうなやつ探すかな~」
トニーはカップを返却しに行く。
「ようし、今日は24時まで稼いで、しっかり寝て8時間睡眠。最終日に一番倍率高い状態のところでガッツリ勝って終わる。それでいいな?」
「もちろん、異論なしです」




