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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第十八、呉範伝
424/603

四、秘中の秘

4.

初,權為將軍時,范嘗白言“江南有王氣,亥子之間有大福慶。”權曰:“若終如言,以君為候。”及立為吳王,范時侍宴。曰:“昔在吳中,嘗言此事,大王識之邪?”權曰:“有之。”因呼左右,以侯綬帶范。范權知權欲以厭當前言,輒手推不受。及後論功行封,以范為都亭侯,詔臨當出,權恚其愛道於己也,削除其名。

(訳)

初め、孫権が将軍であった時代に

呉範は(嘗て)建白した。


「江南には王の気がございまして、

亥から子の間に

大いなる慶福が起こりましょう」


孫権は言った。


「もし、終に予言の通りとなったら

君を侯に取り立てよう」


(孫権が)呉王として立つに及んで

呉範はこの時宴席に侍坐していた。

いわく、


「昔、呉中におわしました頃

(嘗て)この事を予言いたしましたが

大王はこれを覚えておいででしょうか」


孫権は言った。


「そんな事があったな」


そこで左右を呼びつけて

侯の綬を呉範に帯びさせた。


呉範は、孫権が以前言った通りに

する事を嫌がっていると察して

その都度手で押して受けなかった。


その後、論功行賞に及んで

呉範は都亭侯となったが

詔がまさに下されようという時に

孫権は、呉範が孫権自身よりも

その道術を惜しんだ事にふしこ

彼の名前を削除してしまった。



(註釈)

「范權知權欲以厭當前言」が微妙にわからない。


前の権は動詞で、

後の権は孫権のことよね。


筑摩訳だと、

「形だけ実行して済ませようと……」

ってなってるけど、


「厭當」は

①迷信的な方法を用い災害の降臨を阻止すること

おさえる

③実現する


という意味合い。

呉範の能力的に

①がそれっぽくないかしら。


この「前言」が

「孫権が以前言ったこと」じゃなくて

「呉範が前もって言ったこと」=予言

っていう可能性がありそう。


厭當前言の4字は

呉範のスキルをあらわしている、

または「前言に当たるをいとう」かな?

これで訳しておきました。


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