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淡々三国志  作者: ンバ
魏書第二十一、王粲伝
375/603

四・註七、文学の徐幹

ここから先は、王粲とともに評価された人たちのお話です。

4.

幹爲司空軍謀祭酒掾屬,五官將文學。


(訳)

徐幹じょかんは司空の軍謀祭酒掾屬ぐんぼうさいしゅえんぞく

五官将の文学となった。


(註釈)

五官中郎将と五官将って別物?

同じだよね?

曹丕の事だと思われます。


註7.

先賢行狀曰:幹清玄體道,六行脩備,聦識洽聞,操翰成章,輕官忽祿,不耽世榮。建安中,太祖特加旌命,以疾休息。後除上艾長,又以疾不行。


(訳)

先賢行狀にいう、

徐幹は清らかで玄妙、

道を体得し、六行を修め備え、

聡明で博聞、※筆を取れば文章となった。


(※操翰成章=文章を思いつくのが早く、

文才がある事をいう)


官職を軽んじ、俸禄をゆるがせにして

世間の栄達に耽る事はなかった。


建安年間、

太祖は特別に旌(を持つ)の命を加えたが

病疾によって休息した。


その後、上艾じょうがいの長に除されたが

やはり病気で赴任しなかった。


(註釈)

能力は高いけど、

出世とかどうでもよさげな徐幹。

ちょっと老子入ってるからこそ

いまいち無名なんでしょう。


て、いうか、

建安年間が長すぎるから(25年)

「建安中」じゃぜんぜん時期が

特定できねぇでがす。


上艾じょうがい県は、続漢書によれば

冀州常山郡に属してます。

趙雲ちょううんのホームですね。


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