四・註七、文学の徐幹
ここから先は、王粲とともに評価された人たちのお話です。
4.
幹爲司空軍謀祭酒掾屬,五官將文學。
(訳)
徐幹は司空の軍謀祭酒掾屬、
五官将の文学となった。
(註釈)
五官中郎将と五官将って別物?
同じだよね?
曹丕の事だと思われます。
註7.
先賢行狀曰:幹清玄體道,六行脩備,聦識洽聞,操翰成章,輕官忽祿,不耽世榮。建安中,太祖特加旌命,以疾休息。後除上艾長,又以疾不行。
(訳)
先賢行狀にいう、
徐幹は清らかで玄妙、
道を体得し、六行を修め備え、
聡明で博聞、※筆を取れば文章となった。
(※操翰成章=文章を思いつくのが早く、
文才がある事をいう)
官職を軽んじ、俸禄をゆるがせにして
世間の栄達に耽る事はなかった。
建安年間、
太祖は特別に旌(を持つ)の命を加えたが
病疾によって休息した。
その後、上艾の長に除されたが
やはり病気で赴任しなかった。
(註釈)
能力は高いけど、
出世とかどうでもよさげな徐幹。
ちょっと老子入ってるからこそ
いまいち無名なんでしょう。
て、いうか、
建安年間が長すぎるから(25年)
「建安中」じゃぜんぜん時期が
特定できねぇでがす。
上艾県は、続漢書によれば
冀州常山郡に属してます。
趙雲のホームですね。




