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淡々三国志  作者: ンバ
魏書第十、荀彧伝
302/603

註十六、晋代の荀氏

註16

荀氏家傳曰:頵字溫伯,爲羽林右監,早卒。頵子崧,字景猷。晉陽秋稱崧少有志操,雅好文學,孝義和愛,在朝恪勤,位至左右光祿大夫、開府儀同三司。崧子羨,字令則,清和有才。尚公主,少歷顯位,年二十八爲北中郎將,徐、兖二州刺史,假節都督徐、兖、青三州諸軍事。在任十年,遇疾解職,卒於家,追贈驃騎將軍。羨孫伯子,今御史中丞也。


(訳)

「荀氏家伝」にいう、

荀頵(じゅんいん)は字を温伯おんはくといい、

羽林右監うりんうかんとなったが、早逝した。


荀頵の子の荀崧じゅんすうは字を景猷けいゆうといった。


「晋陽秋」が称するには、

荀崧は少くして志操を有し、

つねに学問を好んで

孝悌にして義心を持ち、温和で愛情深かった。


朝廷に在りては恭しく勤め

位は左右光禄大夫さゆうこうろくたいふ

開府儀同三司かいふぎどうさんしまで至った。


荀崧の子の荀羨じゅんせんは字を令則といい、

清らかで温和、才覚を有していた。


公主を娶り、少くして顕位を歴任し、

二十八歳で北中郎将ほくちゅうろうしょう

徐州と兗州の二つの州刺史・

仮節かせつ都督ととく徐兗青じょえんせい三州さんしゅう諸軍事しょぐんじとなった。


在任十年で病に罹って官職を解かれ、

自宅において卒した。

驃騎将軍を追贈された。


荀羨の孫の伯子は、

現代の御史ぎょし中丞ちゅうじょうである。



(註釈)


荀頵(じゅんいん)は荀彧のひ孫。


荀崧じゅんすうは玄孫。


荀崧じゅんすうの娘が

烈女伝に出てくる荀灌じゅんかんです。


荀羨じゅんせんと荀灌は荀彧の来孫。


荀羨は羅憲らけんとあざなが同じです。


荀崧・荀羨は晋の時代にかなり出世した模様。


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