表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

パンデミック2日目

 青年は何人に止められ、軍人にも止められたが、青年は意思を変えなかった。

 突如ゾンビの島と化した四国で生き残れる保証はない。


 しかし…。


 青年は家族の元に行くために、封鎖された来島海峡第三大橋のゲートを抜ける。

 振り返らず真直ぐ進む姿からは、本州に未練などないかのように見える。



 青年は走り、時に身を潜め、時にゾンビを殴り、何度も迂回しながら走り続けた。

 走り続けたからか、極度の緊張からか、青年は息は激しい息切れを整えるためか、木洩れ日の滝の前にあるガードレールに座り、ぐっしょりで血で濡れた革のグローブとゴーグルを外す。


「ふぅぅ」


 青年はおもむろにサイドポーチからスマホを取り出す。

 その画面には現在位置から、高知の住宅街までの最短距離が映しだされている。


「ふぅ、ゾンビの密集度が分かる機能があると助かるんだが」


 マップの画面を閉じ、メッセージ履歴を開く青年。

 画面には【そっちで幸せに生きなさい】と表示され、送信者は青年の母親で日付は2日前になっている。その後に青年が送ったメッセージがいくつか並んでいるが既読はついていない。


「……」


 青年はスマホをサイドポーチに入ると、グローブとゴーグルを付け再び走り出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ