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隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜  作者: 桜井正宗


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[7] 所持金を増やせ!! ギルドへ向かい、高難易度クエストを受注

 全身燃えるヴァジは、湯船に飛び込み火を鎮火させていた。



「さて、今の内に温泉を出るぞ」

「スローンさん、助けていただきありがとうござますぅぅ……」



 怖かったのだろう、わんわん喚くフィラが裸で抱きついてく――うぉぉおぉぉおお……!!!



「ちょ、フィラ! それはやばいって!」

「だってだって~…変な男に襲われるところだったんですもぉぉん」


「分かった分かった。オシリス、頼むからフィラを引き剥がして着替えさせてやってくれよ」


「了解した」


 抱きつくフィラを剥がしてもらい、そのまま脱衣所へ行って貰った。俺も男湯へ戻――れねええええ……!!



「あああああああああああああ……」



 し、仕方ない。腰にバスタオルは巻いてるし、これでいくしかない。女湯から抜け、俺は男湯へ戻った。



 ◆



 温泉を出て、フィラとオシリスを従えて中央噴水広場へ。そこには、人間だけでなく、エルフやドワーフが行き来したり、ベンチでまったりしていた。


「ここはスルーだ」

「あの~、スローンさん、どこへ?」


 つぶらな瞳を向け、俺に質問するフィラ。そう子供の様に見られると困るな。


「どこって、そりゃ金を稼ぎに行くんだよ」

「お金、ですか」

「お金がないと何も出来ないからな」


 オシリスも、所持金が温泉料金で尽きたようだ。どんだけ金ねーんだよ! 貧乏パーティすぎて、自分で言うのもなんだが不憫(ふびん)すぎる。



「まて、スローン」

「なんだ、オシリス」

「金に困っているのだな!?」

「ああ、そうとも」


「では、この私が体を売ってやろう」


「馬鹿かお前は!! ヤメトケ!!」



 なんて事を言い出すんだこのドラゴン族。マジな顔しやがって……このパーティはヘンタイしかおらんのか!!



「体を売るってなんですか!?」



 また、つぶらな瞳のフィラ。



「おい、オシリス。お前のせいでフィラが興味津々だぞ! 悪い子に育ったらどうするんだよ」


「なにを言っている、スローン。いつかは覚える知識だ。性教育もきちんとしておかねば危険だぞ」



 ごもっともなんだが、体を売るとか言っていた奴が言うと説得力がね……。まあいいや。



「とにかく、そういうのは禁止だ。それより、ギルドに到着したぞ」

「この大きな建物の事ですか?」

「そうだよ、フィラ。ここは、ギルドの総合窓口『ペルセウス』さ」


 多くの冒険者が利用している。

 俺は、この総合窓口からあの『クレセントムーン』を紹介して貰って加入した。なんて少し懐かしんでいると、オシリスが補足を入れた。


「ここは、ギルド紹介やダンジョン情報の仕入れ、クエストの受注ができるんだ。アイテムの保管も頼めるぞ」


 その通り。

 冒険者なら、まずはここを利用する。

 基本中の基本だ。



「へ~! そういうものなのですね」



 世間を知らない大聖女フィラは、目をキラキラ輝かせて感動していた。



「というわけだ。食う金もねぇからな~、簡単なクエストを受けて食い扶持を稼ぐ」

「そうだな、ギルド未所属である以上は仕方ない」

「そういうわけだ、オシリス。フィラを見ていてくれ」

「ん? スローン、お前ひとりでいくのか」

「ああ、直ぐクエストを取ってくるよ」



 ~十分後~



「ほいっと、こんな感じでクエストを取ってきた」



 俺は、二人に『クエストスクロール』を見せた。その紙には、いくつかの項目があった。



[クエスト]:ネクロマンサー現る?

[難易度]:★★★★★★

[内容]

 若い女性の死体を狙う“墓荒らし”が出没している。北西にある『アインヘリヤル墓地』に出没する“墓荒らし”を捕獲するか抹殺する。


[クエスト報酬]

 確保の場合は『三百万クイン』と『SSS級武具』。抹殺の場合は『三十万クイン』と『S級武具』を報酬とする。



「ネクロマンサーだって?」

「分からんけどね。オシリス、何か思い当たる情報はないか」

「う~ん……ない」

「ないか。まあこれ、かなり高難易度のクエストだけど『確保』なら、すげぇ額が貰えるし、SSS級の武具も貰えるんだぞ」


「だが、こんな難易度のクエストは、我々のレベルでは無理だろう」


「大丈夫だ。俺には不可能を可能にする力があるんだぜ」

「ほう?」



 だが、こんな人の多い場所で『ステータスカスタム』の能力を話すわけにはいかない。


「なんだか、見られていますね」



 フィラの言う通り、周囲にいる数十人がこっちを見ている。なぜなら、俺の受けるクエストは誰もが受けたがらなかった高難易度クエストだからだ。それに、大聖女とドラゴン族の美少女を連れ歩いているわけだ。注目度抜群ってわけだな。



「大事になる前にギルドを出るか。夜も近いし、丁度いいだろう。アインヘリヤル墓地へ向かう」



「分かりました! わたし、頑張ります!」

「私もだ。よろしく頼むよ、スローン、フィラ様」



 ヘンタイパーティだが、何とかなるさ。俺の『ステータスカスタム』があれば困難なんて簡単に乗り越えられる。クソ貧乏から成り上がってやるさ――!

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