表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜  作者: 桜井正宗


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/11

[10] 放て、ドラゴンブレス。最強の必殺スキルで敵を撃退

 いつの間にか眠ってしまって――寒々しい早朝。俺は早起きして、部屋の片隅でステータスカスタムをしていた。


 カスタムできる項目にも限度があった。今のところ『最大五つまで』である。やはり、スキルレベルを上げるしかないのか。


「むにゃむにゃ……」


 大聖女であるフィラが、そんな寝言を言う。……むにゃむにゃって。しかし、オシリスは寝相が悪いな。うつ伏せなのはまだいい。


 だが、お尻を突き出し、ヨダレを垂らして寝ている。なんだかなー。あんな美少女なのに寝る姿がこうだと……けど、あのお尻は安産型で形が良い。ヨシとしよう。



「おっと、そんな場合ではない」



 今日は帝国・ヘルクレスの大通りにある露店街が大赤字覚悟の大セールを行う日。普段お目に掛かれないようなレア装備も並べられる他、高級装備がかなり安く売られるというお買い得な日だ。


 この日を逃す手はない。



「おはようございましゅ~、スローンさぁん」



 大きなアクビをして起き上がるフィラ。朝は弱いらしいな。



「おはよう。今日はセールへ行くぞ」

「せぇる?」

「装備とかアイテムが安いんだ。昨晩は稼いだからな、俺とお前たちの装備を強化する」

「いいんですか!?」

「いいさ、仲間が強くなることは良い事だだからな。オシリスも直に起きるだろうし、三人で行こう」

「分かりましたっ! それでは、わたしは仕度してきますね」


 寝間着に手を掛け、脱ぎ始めるフィラ。おいおい、俺がいるってーの。


「脱ぐなよ!!」

「えっ、でも……シスター服に着替えられないです」

「俺を前に恥ずかしくないのか?」」

「……はっ! 一緒の部屋という事を失念していました。うっかり!」



 やっぱりフィラは、ちょっと抜けてるな。まあいい、俺が部屋から出ていけばいい話。


「じゃー俺は外で待ってる」

「見てもいいんですよ?」

「これ以上、ヘンタイの烙印(らくいん)を押されたくないんでね。遠慮しておく」

「そうですか。見たくなったら覗いでくださいね」


 それこそヘンタイじゃねぇか!



 やれやれと思いながら、俺は部屋を出た。

 すると、まるでシンクロするように他の部屋からも冒険者が現れた。なんだ、あの人も追い出されたのか。



「くっそ。ネクロマンサーが確保されたとはな!!」


「ん? なんか怒ってるな。ネクロマンサーって、俺が受けたヤツか」



 なんて思ってると、そいつは俺に気づく。



「あっ! お前! ネクロマンサーを確保したスローンだな!!」

「そうだけど」

「金を寄越せ!!」



 なんだ、タカリか。面倒だなぁ。



「寄越せって言われて、ハイソウデスカと渡す馬鹿がいるかよ」

「んだとぉ!! 俺はな、金が必要なんだよ!!」

「だからって、俺の胸倉を掴むな。立派な暴行だぞ」

「黙れ。スローン、お前はズルしたんだろ!」


「意味が分からんわ」



 なんとやっとると、部屋からオシリスが現れた。



「何をやっている!! その男は私の仲間だぞ」



 俺と乱暴男を引き剥がしてくれるオシリス。そう思ってくれるとか嬉しいぞ。



「な、なんだ……ドラゴン族だと? そうか、ドラゴンの力を使ったんだな。卑怯者!」

「だから、意味が分からんって。そもそも、お前は何者だよ」


「俺は『クレセントムーン』三番隊隊長(自称)・ガードナーだよ!! 死ねやああああああ、スローン!!」



 なんて自己紹介だよ!!

 マジで襲って来るし。


 だが、オシリスが俺の前に立ち、何やらスキルを発動した。この膨大な魔力……まさか!



「お、おい、オシリス! 宿屋の中ではまずいだろ」

「大丈夫だ。外におびき出した後に痛めつける」



 オシリスはガードナーの右拳を見事掴み、そのまま外へ放り投げた。遠くへ吹き飛ばされ、追っていく。……おびき出すとはいったい。


 まあいいや!


 庭に出ると、ガードナーは諦めず突っ込んできた。



「美しいからって容赦しねぇぞ、ドラゴン女ァ!」

「う、美しいだと!! その誉め言葉は受け取っておこう。だが、仲間に暴行した罪は消えない。……受けるがいい、ドラゴンブレスを!!」



 やっぱり、ブレスが使えるんだ!! それは是非、見てみたい。戦況を見守っていると、オシリスは口を――あれ。違う! あれは絶対違う!!



 なぜか目をカッと見開き――




『インペリアル・フォトンレーザー!!!』




 ブレスじゃねぇ~~~~~~!!


 レーザーじゃねえかああああああああああああ!!!




 目から放たれる超強力なレーザー。

 それはあのガードナーの胴体に直撃。

 彼は遥か遠方へ吹き飛んでいった。



「あぎゃあああああああああああ!!! お、お、お、お、おがああああああああああああ……!!!」



 あれで体が貫かれなかったのが奇跡だな。



「オシリス、あれ下手すりゃ死ぬぞ」

「威力を抑えたから大丈夫だ。本気(ガチ)なら、彼は灰も残らず消滅していた」



 やばすぎッ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑☆☆☆☆☆を押していただけると嬉しいです↑
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ