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(39) エンプレスアーマイゼとの邂逅②

(39) エンプレスアーマイゼとの邂逅②







『さて、先ずは一新の疑問に思って居ることを答えるよ。私は貴方と同じ転生者で、貴方よりも30年前に蟻として転生したんだ。私は其処から必死に生き抜いてここまで来たのさ』



 其処から二時間近く、彩音の一大冒険譚を聞かされた。


 漸く話終わった。と思ったが『これが第1章ね。次が第2章で』とまだ、続けそうだったので『ちょっと!待って!もう既に二時間も経ってるけど、流石に外の護衛達が騒ついて来てるよ!』となんとか宥める。



『ふぅ。しょうがないわね。まあ、今度時間を作ってその時に詳しい事を話すわ。取り敢えず一新は強くなりなさい。この世界の事とか真実を明かすには、まだ貴方は弱いわ。だから死に物狂いで強くなりなさい。数回上層で任務をこなしたら、貴方は中層に行ってもらうから。疑問に思うことも多数あるだろうけど、今は言えないわ』



 雰囲気が一変して真剣にそう言われたので、一新は黙って頷く。


『わかった』



『うん。宜しい。では、命名の儀式を始めるわね』



 そう言い、外の者達を漸く中へと呼び戻す。



 神官蟻の中でも、一番位が高そうな蟻が、一匹前に出て来る。



「ギ、ギー(では、これよりこの者の命名の儀式を開始する)」




 地面に描かれている、魔法陣の中心に座るように言われて、大人しく指示通りに行動する。



 神官蟻達が、魔法陣の決められた場所に陣取り、何やら呪文を唱え始める。



 

 すると魔法陣が輝き始めた。


 エンプレスアーマイゼの彩音。いや、ここではエレナだったな。



 エレナが前に出て来る。



「ギ、ギギ(この者の名前を命名する。この者の名はアリグルとする)」


 言われると体に力が漲って来る。


 次いで支配の繋がりが、出来そうになるが、外道魔法無効化と、魂魄魔法無効化のお陰で弾かれる。



 その後は儀式は滞りなく完了した。



 あの後、エレナには予定が詰まって居るので、すぐに別の場所へと移動してしまう。



 取り敢えず彼女に言われた通りに、ひたすら強くなることに集中しよう。



 明日はいよいよ部隊を預かる身なるのだ。



 少しばかり緊張して来たな。



 まあ、なるようにしかならないか。

毎日更新が出来なくなりそうです。



最低でも週一更新はしていきます。

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