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対する臼杵の企画案

「じゃあどんどん行きましょう。次は臼杵智弥ちゃんです」

 智弥ちゃんは颯爽と出て行く。この女、能天気っていうのか怖いもの知らずっていうか……。

「私が考えた企画は今直ぐにも出来るくらいのお金が掛からない企画です」

 にこやかに宣言しちゃって。私への当て付けなの?


「その名も『Tバックバカ一代』です。皆さんにはTバックを穿いて貰って、どのアイテムを身に付ければよりバカっぽく見えるかを競って貰うという内容です」

「漫画のタイトルに似たやつあるけど、内容的には悪くないかもな」

「でもこのご時世で裸っていうのがなあ」

 多田さんと飯田さんのアンテナには引っ掛かったようだけど。


「でもさあ、この企画だったらこの後直ぐにでも出来る事は確かだよね」

 安在さんは裸の企画でも意に介してないみたい。多分、自分がやらないからだろう。

「やりようによっては面白いかもね」

「じゃあキープしとく?」

 大政さんと飯田さんは真面目な顔付。

 この間、智弥ちゃんはにこやかに様子を窺ってるだけ。「これは採用される」と確信を持ったみたい。

「じゃあキープ!」

 安在さんが告げてファンファーレが鳴った。


「ありがとうございます」

 智弥ちゃんは一礼して席へ戻って来る。

「あの企画何日で考えたの?」

「一日。ちょっと徹夜したけどね」

 ほんと何なのこの女!? 最後まで余裕ぶっこいて。こうなりゃ私の企画も絶対実現して貰う!

 他の人達は、専門学校を卒業したばかりの女の子が『熱いラブレター』というタイトルで、高ネオさんに対してガチな想いを手紙に綴り、2人がもっとも心を打たれた人が優勝となる内容でキープ。


 ニュース番組のADをしていたという男性は『毛抜き拳』をプレゼン。内容は野球拳と同じようにリズムに乗ってじゃんけんをして、負けた人がすね毛を抜かれて行くというものだったけど……こちらは、ボツ。

 

 最後のコウ君は『歌っていいとも!』というタイトルだったけど、プレゼンをする前にボツにされちゃった……。



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