あの日、ただあなたのそばにいたいと願った
「お守りします。この命にかえても……」
幼いあの日、助けてくれた少年のその言葉。
それだけは、王女マリエルの胸に今も残っている。
顔も名前も思い出せないまま、彼女は王女として成長し、護衛騎士に選ばれたのは……その少年だった。
彼はずっと覚えていた。
彼女はずっと忘れていた。
でも、ふたりとも、ずっと願っていた──
「あなたのそばにいたい」と。
立場、記憶、国の未来──すれ違うものすべてを超えて、
忘れていたはずの誓いが、ふたりの運命を動かし始める。
王女と騎士が紡ぐ、甘くて切ない恋の物語。
ハッピーエンド。
幼いあの日、助けてくれた少年のその言葉。
それだけは、王女マリエルの胸に今も残っている。
顔も名前も思い出せないまま、彼女は王女として成長し、護衛騎士に選ばれたのは……その少年だった。
彼はずっと覚えていた。
彼女はずっと忘れていた。
でも、ふたりとも、ずっと願っていた──
「あなたのそばにいたい」と。
立場、記憶、国の未来──すれ違うものすべてを超えて、
忘れていたはずの誓いが、ふたりの運命を動かし始める。
王女と騎士が紡ぐ、甘くて切ない恋の物語。
ハッピーエンド。
prologue 思い出せないあのひと
2025/09/03 21:09
(改)
1 王女の護衛騎士
2025/09/03 21:09
(改)
2 花咲く庭で
2025/09/04 21:13
(改)
3 ざわめきの中へ
2025/09/05 20:07
(改)
4 偽りの笑顔
2025/09/06 20:15
5 この気持ちの名前
2025/09/07 20:25
6 ささやく闇
2025/09/08 20:08
7 選ばされた意志
2025/09/09 21:07