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135/135

135.【見知らぬフードコート:黄昏の相席者】


8月15日に見た夢。


この日の夢は……母と姉と3人で大型のホームセンターにいた。

店内ではなく屋上みたいな場所にいて、4人がけのテーブル席に座っていた。

現実には無い見知らぬホームセンターだと思う。


そこはフードコートと繋がっていて、外にはたくさんのテーブル席が置いてあった。

休日だったのか、他にも多くの家族連れやカップル達が席に座って食事をしていた。


母と一緒に何か食べる物を買いに行こうとしたら、姉がホームセンターの中にある家電コーナーに行くと言い出した。

周りのテーブル席はほぼ埋まっている。

荷物もあったのでアタシは席で待っていることにした。


やることもなくて、座ってボーッと周りを眺めていた。

なぜかこのホームセンターでは、世界的に有名な犬のキャラクターがプリントされた服を着て買い物するのが有名だった。

まるでどこかの温泉施設のように、みんな色違いの服を着ている。


みんな同じ服を着ているなぁー。


そう思いながら自分の服を見ると、犬のキャラクターがプリントされた灰色のパーカーを着ていた。


茶色のインクで印刷されたプリント部分をまじまじと見てからスーッと前を向くと、いつの間にか向かいの席に見知らぬ女の子が座っていた。

5〜6歳ぐらいに見える。

白っぽい何かを両手で持って食べているようだった。


えっ、座る席を間違えた?


席を移動しようと慌てて立ち上がった時、女の子が着ていた赤い服が目に留まった。

犬のキャラクターがプリントされた赤い服。

よく見ると女の子の体が透けていた。


この子もしかして……幽霊?


その場からすぐに離れようと思った。

でも、なんだか冷静な気持ちになって改めて女の子を見てみた。

1人で黙々と食べている。


アタシが今離れたら、この子は1人になっちゃうのか。せめて食べ終わるまで側にいてあげよう。


そう思って席に座り直した。

女の子を直視しちゃいけない気がして、アタシは周りの人や外をボーッと眺めていた。

女の子もアタシも無言だったけど、怖い感覚とかは全く無かった。


夕方に近かったのか、空の色が変わってきた。


そろそろ暗くなるかな……。


そう思っていたら、女の子が席から立った。


「あっ、食べ終わった?」 


女の子が背を向けて歩いていこうとしたので


「1人で行ける?ちゃんと帰れる?」


そう思わず聞いてしまった。

女の子が振り向いてニコッと笑いながら頷いた瞬間、女の子の姿が男の子に変わった。


そのまま階段がある方へ走って行ってしまった。


驚いていたら「お待たせー」と母と姉が戻ってきた所で目が覚めた。


目が覚めて「見知らぬ女の子の幽霊……あっ、今はお盆か!」と何か納得。


そんな夢でした。


夢を見た日:2021年08月15日


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