シーズン2第17章 三つの血気
白銀市・地下研究施設。
暴走する時間の核の前に、巨大な鬼が現れた。
体は半透明で、体内には歪んだ時間の光が流れている。
それは核を守るために生まれた存在だった。
シュンが思わず呟く。
「……デカすぎるだろ。」
ナツキが冷静に分析する。
「核のエネルギーで作られてる。」
「つまり――」
レイが続けた。
「倒さないと核には近づけない。」
⸻
守護鬼の攻撃
次の瞬間、守護鬼が腕を振り下ろした。
地面が砕ける。
シュンが跳びながら叫ぶ。
「うおっ!」
衝撃で施設の壁が崩れた。
ナツキが水を放つ。
「水流撃!」
巨大な水の刃が鬼を斬る。
だが傷はすぐに再生する。
シュンが炎を放つ。
「炎破!」
炎が鬼の体を包む。
しかしそれでも倒れない。
シュンが驚く。
「回復してる!」
ナツキが言う。
「時間エネルギーで再生してる!」
レイは鬼を見つめていた。
「……弱点はある。」
ナツキが聞く。
「どこ?」
レイは鬼の胸を指した。
そこには核と同じ光があった。
「中心の時間核。そこを壊す。」
⸻
三人の連携
シュンが拳を鳴らす。
「やっと分かりやすい弱点だな!」
ナツキがうなずく。
「三人で一気に行くよ。」
レイが風をまとった。
「タイミングを合わせる。」
守護鬼が再び攻撃を放つ。
巨大な衝撃波が迫る。
レイが叫ぶ。
「今だ!」
シュンが突進する。
「火の血気術――炎拳!!」
炎の拳が鬼の腕を吹き飛ばす。
ナツキが続く。
「水の血気術――水流刃!」
水の刃が鬼の体を切り裂く。
その瞬間、レイが空へ跳んだ。
風が渦を巻く。
「風の血気術――」
レイの周囲に巨大な風が集まる。
シュンが叫ぶ。
「レイ!」
ナツキも叫ぶ。
「今!」
レイが剣を振り下ろした。
「風神裂空!!」
巨大な風の刃が鬼の胸を貫いた。
時間の核が砕ける。
守護鬼は大きく揺れた。
そして次の瞬間――爆発した。
⸻
核へ
守護鬼が消えた後、三人はすぐに立ち上がる。
ナツキが叫ぶ。
「核がむき出しになった!」
巨大な時間の核が目の前にあった。
だがその時、遠くで爆発が起きた。
シュンが振り向く。
「アヤ!」
クロノスとの戦いが続いていた。
レイは決断する。
「ナツキ、シュン。」
「核を壊すぞ。」
ナツキが頷く。
「これで終わらせる。」
三人は同時に血気術を発動した。
炎。
水。
風。
三つの力が融合する。
シュンが叫ぶ。
「いけぇ!」
ナツキが力を放つ。
レイが最後に言う。
「これで終わりだ!」
三人の力が時間の核へ叩き込まれる。
巨大な光が施設を包んだ。
白銀市の運命を決める最後の瞬間だった。




