シーズン2第11章 世界異常反応
クロノスを撃破し、北極基地から帰還したレイたち4人。
戦闘機がホワイトホース本部の格納庫へ着陸すると、施設全体が慌ただしく騒然としていた。
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1. 世界同時異変の発生
すぐに司令室へ呼ばれたレイ・ナツキ・シュン・ユナ。
巨大モニターには世界地図が映り、各地で赤い反応の点滅が連続していた。
司令官「クロノスを倒した直後…各地で“時間汚染の逆流”が発生した。
歪んだ時間が一斉に世界へ解き放たれている。」
ナツキ「クロノスが倒れたせいでバランスが崩れた…ってこと?」
解析班「はい。封じられていた時間エネルギーが、全球へ逆流している可能性があります。」
レイ「じゃあ――あの黒い雪はまだ終わっていないってことか。」
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2. 各地で起きている現象の報告
次々と報告が入る。
研究員「南米の森林で、10年前に絶滅したはずの生物が多数確認。」
「フランスでは街全体の時間が10分周期で巻き戻っている。」
「インド洋に未来産と思われる船舶が突然出現。」
シュン「時間がバグってんじゃねぇか…」
ユキ「これが“クロノスの死”の代償…」
司令官「そして最も深刻な反応が出たのが――日本・北海道だ。」
レイ「……北海道?」
解析班「北海道の反応は他の地域と比べて桁違いです。
あの規模は…“発信源”の可能性が高い。」
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3. 北海道に向かう決断
司令官「レイ・ナツキ・シュン・ユナの4名は至急、北海道へ向かえ。
世界の時間崩壊が広がり続ければ――7日以内に文明が崩壊する。」
重苦しい空気の中、レイは真っ先に頷く。
レイ「行きます。止めるしかない。」
ナツキ「世界を守った帰りに世界を救うなんて…やること多すぎだよね。」
シュン「ま、俺ららしいけどな。」
ユナ「どんな敵でも立ち向かう。もう覚悟はできているわ。」
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4. ただならぬ兆候
出撃準備を進める4人。
だがここで、ひとつの追加報告が届く。
通信士『北海道の反応の中心は……白銀市。』
レイとナツキの表情が固まった。
白銀市――
レイとナツキの出生の地であり、父と母の研究所があった都市。
ナツキ「なんでまたあの場所が…?」
レイ「父の計画は終わったはずだ。
じゃあ誰が――何が動いてる?」
解析班の声が震える。
解析班「反応の中心には……人の脳波パターンが検出されています。
ただし――識別コードが通常とは違う…“欠損”があります。」
レイ「脳波…?“欠損”?」
ユキが息をのんだ。
ユキ「……まさか。“失った者の脳”から時間エネルギーが溢れている…?」
シュン「つまり“死者が発信源”ってことか…!?」
レイ「だとしたら――」
言葉の続きを、誰も口に出来なかった。
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5. 出発前夜
機体の準備が整うまで数時間。
4人は格納庫で出撃を待っていた。
レイ「北海道には…俺とナツキの“始まりと終わり”が全部ある。
そこで起きてるなら、放っておくわけにはいかない。」
ナツキ「どんな真相でも受け止めるよ。だってもう、1人じゃない。」
レイ「……ああ。絶対に終わらせる。」
出撃灯が点灯。
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司令官「作戦名を発令する。
『オペレーション・リスタート』――
北海道時間異常源の制圧および原因解明を最優先とする。」
レイたち4人は戦闘機へ搭乗した。
エンジン始動
「――向かうは白銀市。時間異常の中心へ。」
過去と現在、そして未来が交差する最終章が始まった。




