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裏Resort  作者: まさぐりまさお
2年目
70/108

東条湖編1 出発

2000年 冬




20日間のニート生活




そこでちょっとした事が起きた。


休みもあと3日くらいの時に、あの怪しい車屋で買ったディアマンテ(30万円)が故障した。




どうやらオイルが漏れている・・・・




急ぎで前回の板金屋の友達に電話して、車を持って行った。




本当に真摯に対応してくれて、なんとか出発に間に合った。






前日は地図を頭に叩き込む作業は変わらない。


ナビ無いので、地図を片手に兵庫県の東条湖まで行くのだ。


片道700km以上


時速100kmで7時間・・・・




集合時間は例によって昼の12時


どう逆算しても夜中に出るしかなかった。






もうこんなヤドカリ生活が嫌だと思ったのはこの時くらいからだった。


定住したい。


色々と問題を起こしているから、次に何かやらかしたら自分から退職してやろう。


そう思って目覚ましを掛けた。




不安と緊張で眠れなかった。




時計を見ると午前2時




出発することにした。




箱崎から乗って東名方面へ、また海沿いを走っている。


この時はブルーハーツを全開で掛けた。




まじでくそったれの世界だった。


そもそも運転がそんなに好きな方ではない。


途中で仮眠を取るつもりだったが、ブルーハールで元気が出てきて東名ー名神へと順調に入って行った。


が、




前を走るトラックがバーストを起こした。




パーン!!!!!!!!




タイヤが破裂して、その破片が僕の運転するディアマンテ(30万円+修理費)のフロントガラスに


ペチーーン


とあたった。




この時僕もノリノリで朝焼けを背景に150kmくらいで走っていたから、一瞬で恐怖になった。




よく考えたら、この車ポンコツだった。




気を取り直して一旦落ち着くためにパーキングに入った。


もう関西圏に入ってるし、仮眠を取ることにした。






・・・・・・・・・






ぐーすかぴー






寝すぎた。




時刻は午前11時を回っていた。




100%遅刻が決定。






もう急ぐのを辞めた。


間に合わないものは間に合わない。


何時間遅刻しようがもう結構


間に合うつもりで頑張った。




安全に到着することを目標とした。




結局、高速を降りてから結構な勢いで道に迷い、午後13時になった。


ついでなので、銀行へ寄った。


当面の生活費を下ろすためだ。。というより借りるためだった。




グリーンプラザへ就職する前に僕はとあるインチキ会社へ就職しようとした経緯があった。


会員権を貧乏学生などに無理やり売りつける言わば詐欺会社。


そこに研修で入った時に作った口座を今でも使っているが、その銀行口座は初めは10万まで借りられる口座だった。


なので、その口座から10万借入しておいたのだ。




こうして借り入れした10万を握りしめ、東条湖へ2時間遅れで到着した。




現地には皆揃っていた。が


期待通り、那須君がまだだった。




その為受け入れは15時からに変更になった。




ありがとう那須君

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