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裏Resort  作者: まさぐりまさお
最終章
100/108

軽井沢編11 ーパーティーと夏の終わりー

あることに気が付いた




というか一番大切な事




DJが俺しかいない・・・・


しかも長丁場だし、俺も遊びたい!!




良いことを思いついた。




モテオトコのサトシをⅮJとして起用することにした。


音楽が好きそうだし、こいつをあまり遊ばせとくとロクなことが起きないからだ。




パーティーの前日に早速サトシを呼び出して、




「レコードが終わりそうになったら、こっちにレコードをセットして、フェイダーを横にずらせ」


指示はそれだけ。






パーティー当日






後輩の社員二人に黒いスーツを着させて、チケットのもぎりをさせる。




僕は酒を飲みながらⅮJをして、たまにレコードのアルバムをかけっぱなしで、皆と遊ぶ




順調に行っていた。






ところが途中で、僕らをよく思わない方の遊園地スタッフたちが、車何台かで様子を見に来た。


入り口で中を少し見て帰って行った。




すると少しして、別荘から苦情が入った。






これはマズイ・・・




あいつらの仕業だと解っているが、別荘やコテージは基本的にホテル客だ。


いう事を聞かないわけにはいかなかった。




店長のジンさんと話して一回休止したが、音量を下げて再開した。




それからは何もなく無事終了




後半はサトシにDJを頼んだ。


皆よくやってくれたし、他のスタッフからも評判は良かった。




売り上げは折半して後は呑み代に使った。








この成功が功を奏して、パーティーも結構頻繁にやったし、僕は仕事が終わるとこのBarに行って、DJをした。


ギャラは酒という事だったがそれで良かった。


DJしながら酒を飲み、お客さんと話したりして楽しかった。






少しすると、スタッフの女の子がこのBARというより、二階にある「ジンさんのトコロ」へ入り浸るようになった。


僕らはこの子のことをエロい目で見るようになったのは言うまでもない。






そして、何回かパーティーをするとやっぱり、苦情が入り、夏の終わりと共にBARも閉店した。


まるであのドラマのダイヤモンドヘッドのように。




ひと夏にパッと咲いてパッと散る


あのBARも、さっさといなくなってしまったジンさん達も僕はカッコいいと思った。



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