表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冬うらら2  作者: 霧島まるは


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
94/198

結婚式:写真撮影-3

♪写真撮影…の頃


「たいくつー!!!」


 ハナは、ベッドの上で暴れ回っていた。


 今日は、平日で仕事だったのだが、昨日までの第一への応援のおかげで、代休になっていたのだ。


 だから、本当ならば昼過ぎまで眠っていてもよかったのだが、結婚式のことが気になって気になって、目が覚めてしまったのである。


「あーあー、今頃どっかの式場で…くやしー!! あたしも見たかったー!!」


 手近にあったクマのぬいぐるみを、ぼかすか殴りつける。


 しかし、これは彼女が買ったものではない。


 誕生日のプレゼントに、ユキがくれたものだ。


 オトメチックな、姉らしいプレゼントである。


 ハナは、2人の姉の誕生日には、モバイルをあげた―― が、使っているかどうかは明らかではない。


 フンパツしたのに。


 そんなことは、今はどうでもいいとして。


 式に出られないというのは、我慢してもいい。


 しかし、披露宴くらい出席したかったのだ。


 あのコウノと、あのコウノの奥さんを、あたしも見たかった~~~!


 やっぱり、誰かの弱味でも握って、招待状を脅し取ればよかったと、穏やかではないことまで考えて後悔してしまったハナだった。


 せめて、どこの式場か聞いておけばよかったー!!


 そうすれば、正式な招待客ではなくても、ちらりとくらい見られたかもしれないのに。


 今のいままで、そんな単純なことに気づかないなんて、と自分で自分のマヌケさを憎んでしまった。


 ばすっ、ぼすっ!


 その腹いせで、ついでにもう何発かクマに、パンチをくれてやっている時に。


「何してるの?」


 バタバタと暴れすぎたのだろう。


 部屋に近づいてくる足音に、ハナは気づかなかった。


 ハッ!


 時すでに遅し。


「あ……」


 クマの顔に拳がめりこんだ状態で、1号──ユキと目が合ってしまった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ