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精霊の森  作者: 富幸
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帰還 1

 夕食を済ませるとお爺ちゃんが

「いっちゃんお爺ちゃんは鳥居の前に居るから心配しないで決して外に出ては行けないよ」

「ハイ、お爺ちゃんは」

 と僕が尋ねると

「お爺ちゃんは今夜は鳥居の前で一晩お祈りをしなければいけないんだ、これは精霊様との約束事で余人を交える事も出来ない、そして今夜が守り人の最後のお勤めに成るだろうから」

「やっぱり帰っちゃうの」

「そうだね、いっちゃんは短い付き合いだけど精霊様達は故郷に帰る日を長い間待ち望んだ事だからね、どんな事でも出会いがあれば別れがあるものだよ」

 僕は部屋に戻り布団を敷き蚊帳を吊ると表戸を閉めた。

 さすがに戸を閉めると部屋の中がムスーとして暑苦しい今まで表戸なんて閉めなかったのに蚊帳だけの時は風が通り朝方には肌寒く感じるのに今夜だけは仕方がないと諦めて寝る事にした。

 どれ程寝ていたのか分らないが異様な振動を感じ眼が覚めた。

 豆球の淡い光が小さな円を描いて揺れている、地震かなと思ったが、そんな強い揺れでなく部屋いや家全体が小刻みに揺れまるで身体が空中に浮いて揺れている様な気持ちになった。

 僕は、ああ精霊様のお迎えが来ているのだ、と思い家の外に出て見ようかと思ったがお爺ちゃんに止められているので布団に潜り込み暫く起きていたが何時の間にか寝てしまった。


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