森の精霊 5
僕が黙っていると
「この神木は自分の心の中を映しだすの」
「ぼくの?」
「そうあなたの心の中を映し出し見させてくれるの」
「そんな」
僕は絶句し恐れた。今触れてはならないものに触れたのだと、頭の中が混乱し目の前の彼女でさえ幻だと思えた
「僕帰るね」
彼女は優しく頬笑み頷いた
家に帰るとすぐ横になった。
天井を見ていると天井がグルグル回った。
何故自分の心が見えるのか何故初めて会った彼女が心に入り込んだのか?色々考えている内に寝てしまった。
「おい起きなさい」
身体を揺すられて目がさめた
「お昼だ食べよう」
とお爺ちゃんが誘った。お昼の食事をしながら
「ねーお爺ちゃん西畑さんてどこの家」
「どうして?」
「うん朝ね真っ赤なスカートをはいた女の子と神社で会ったんだ」
「なーんだいっちゃんさくらちゃんと友達になったのかい」
「友達じゃないけどあの子変な事ばかり言うんだもの」
お爺ちゃんは僕を見ながら
「いっちゃんはさくらちゃんの言う事をどう思っているの」
「僕解らないんだ」
「さくらちゃんの言う事が信じられない?「ううん」」
と僕は首を横にを振った
「だけど解らないんだ」
「いっちゃん解らない事は幾ら考えても解らないものだ。だったらそのまま受け入れてみるのも良いかもしれないよ」
「そうかなー」
「同じ事をして見るのも一つの方法だよ」「うんお昼を食べたらもう一度行ってみる」僕は昼食を済ませると神社に向かった。




