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第26話〜フェニックス作戦〜

描写とキャラの差し替えを行いました。



ミーラジュ・ウルフ艦隊旗艦〔ホーリーグレイブ〕〜カレンの自室Side

イリア・キサラギSide


私たちは、今とある人物との邂逅点まで航行している、ただ、カレンさんの様子が少し変だ……

何かあったのだろか? 気に入るので思い切って聞いてみる事にした。


「カレンさん、どうかしました?」


「いや、そのだな…… 何と言うか……」


何だか顔が赤くなってる…… それに歯切れも悪い。


「イリア司令、じ、実は /// わ、私の夫のエルウィン・ノアが、来るんだ」


エルウィン・ノア……? もしかするとあの……?


「ええっっーーっ! カレンさんの旦那さんって、世界で第三位のノア財団の総帥の!?」


ノア財団…… 日常品から軍事兵器まで何でも、幅広く手掛けている、世界第三位の大企業しかし

元総帥のエルウィン総帥はカレンさんとどんな関係が?


「いや、たいしたことなどでは無い、大学のころエルウィンとはライバルで、よく自分達の考え方をぶつけ合ったものだな?」


「あの、失礼でお聞きしますが、エルウィンさんとご結婚なされてたのですね?」


カレンさんの目つきが、ナイフ以上に鋭くなる。


「……イリア司令、それは私が男っ気が全くないと言う事か?」


「すみません…… カレンさん」


素直に私は謝る、するとカレンさんは突然破顔した。


「はははっっ! 安心しろイリア司令、別に怒っていないぞ、まぁ…… うちの旦那は、余り自慢されたくないらしいからな?」


その時予備だしのアラームがなり、カレンさんが対応する。


「そうか、判ったイリア司令、そろそろ邂逅点だ」


「解りました、それでは私はブリッジに戻ります」


互いに敬礼をしてカレンさんの部屋を退出した。


※※※※


〜ノア財団専用空中高速クルーザー〔ペガサス〕Side


エルウィン・ノアSide


そろそろ邂逅点か? しかしカレンもかなり焦っているな……。


「人型機動兵器…… アルト・リーゼか、まあ、こんな代物が、もし相手側に実戦配備されたら

確実に我々は敗北するな?」


一枚の写真をみると多少のノイズは有るが人型の機動兵器と解る。

アルト・リーゼ(鉄巨人)か…… 厄介だ、うちのエージェントの報告では、間もなく実戦配備されるそうだ全長10メートルの怪物が現れたら…… そう考えると恐怖が頭を過ぎる。


「しかし…… カレンもつくづくマッドだな?」


俺は自分の家内の才能を良く知っている、何しろ魔導技術試験で常に一位の座に君臨した怪物だ、俺がつかかって勝てる相手じゃない。


『今度の試験、俺は全力でカレン…… 君に挑む、もし俺が勝ったら……』


『ああ、結婚してやる君だけだからな、私をまともに相手をしてくれるのは?

だが私が勝ったらその時は、いい加減自分の限界を感じろ…… エルウィン』


そう、俺は逆立ちしてもカレンには絶対に勝てない、そして試験結果はカレンがトップで俺は二位だった。


「しかし…… 律儀だよ? カレン、あの後本当に逆プロポーズするとは君らしいけどね?」


昔の思い出に浸っていた時、自室にミーラジュ・ウルフの艦隊が接近と報告を受けた。


「じゃあ、接舷準備を始めて下さい」


《了解しました》


船の速度が落ち、軽い衝撃で船が少し揺れた船体の接舷の対策も考慮しないとな。


※※※※


カレン・ノアSide


イリア司令達とエルウィンを待ち受ける、エルウィンは私の送った【手紙】通りに新型を開発したらしいが?


「エルウィン・ノア会長が乗艦されました」


アリシア少尉がエルウィンの乗艦を告げた、そして、エルウィンがイリア司令達と挨拶を交わし、私と目線が合う。


「カレン、俺を頼ってくれてありがとう、そして、ホーリー・グレイブの皆さん、しばらくの間よろしくお願いいたします」


青い髪をかきあげて、穏やかにそう言う。


「//// いや、普通、い、いきなり ///」


「顔が紅いぞ?」


コイツは昔っからそうだ、業と私のペースを掻き乱すだが、そのお陰様で大分励まされたり、支えてくれたしかし。


「まあ、俺みたいな変わり者でも無ければ、仏頂面のカレンに結婚しようと本気で言う奴も居ないな?」


「馬鹿者、エルウィン! 自惚れるヒマがあったら、さっそく手伝え ///」


これ以上何か言われたら間違いなく気絶しそうなので自室に強引に引っ張り連れっていった。


※※※※


〜空中機動戦艦〔シルフィード〕Side


フィーナ・ローズウッドSide


もうすぐ、紋章皇国解放作戦【フェニックス作戦】の発動時間だ。

三年前…… 私は、アルバート様の敵討ちの事だけを考えていたその時エレノアさんやイリア司令達と出合ってからは、の力になりたいと考えている。


(もう、迷いなんか無い私は全力で戦うだけだ)


そう何度も自分に言い聞かせる、そしてフェニックス作戦の作戦内容を確認する。

フェニックス作戦は主に紋章皇国の主要な軍事拠点や主要都市を解放するのが目的で、その役目は紋章皇国解放軍が行う、我々はサポートに回る。


「フィーナ司令、間もなく作戦開始時間になります」


「解りました、綾人司令、ミカ司令に打電してください【フェニックスの翼は羽ばたく】以上」


「了解、各艦に発光信号にて打電せよ」


各艦が所定の位置着く、後は陽動が始まる頃だな? 海上艦隊のミサイル攻撃に空爆の後解放軍の地上部隊が各拠点を奪還する手筈になっている。


「ティルム殿下の地上部隊本体より、暗号化通信です」


「内容は?」


「ハッ、【ワレ、コレヨリ敵地上部隊ト戦闘ニ入ルフィーナ別動隊ノ活躍ヲ期待スル】以上です」


やがて、味方の通信から陽動が上手くいったとの報告が次々と舞い込んで来る、そしてこちらも敵の空中艦隊が迫っていた。


「フィーナ司令、敵空中艦隊接近! 所属は紋章皇国皇王親衛第一機動艦隊ですっ、数はおよそ500ッ!」


「皇王親衛第一機動艦隊、確か指揮官はシュバルド少将だったわね?」


シュバルド少将はかなり手強い相手だ、真っ先に我々(ミュラージュ・ウルフ)を潰しに掛かりにきたか。


※※※


シュバルド少将Side


偵察艦の報告で、ミュラージュ・ウルフの旗艦〔ホーリーグレイブ〕は居ないが、元皇国親衛隊のローズウッド少尉の艦〔シルフィード〕を確認したと連絡が入った。


「ローズウッド君の指揮する艦隊か、なら油断は出来んな?」


「提督、たかが裏切り者一人に怖じけづきましたか?」


参謀の一人のシュベルト特務少佐が発言する、奴はロイル皇王陛下子飼いの一派の一人で何かと特権意識を臆する事無くちらつかせる。


「そうでは無い、ローズウッド君は皇国教導隊の優秀な生徒の一人だ、だらか気を引き締めて掛かれと……」


「成る程、詰まり提督は裏切り者の肩を持つと言う訳ですな? 司令部には利敵害行為と報告して起きましょう」


「提督、敵空中艦隊に動き有り!」


「先手を取られたか?」


「諸君落ち着きたまえ、戦いはこれからだぞ」


私は大声を張り上げて、各艦に命令を伝えた。


※※※


ミネルヴァSide


戦いは、ローズウッド司令達が作戦通りに進めていた、ローズウッド司令の隊が囮になり敵を引き付けて後退しそこへ神薙司令にミカ司令の指揮する戦隊が攻撃を加える。

敵は、シュバルド少将の指揮する艦隊だが、纏まりが無い様だ…… あれではド素人の集団とまでは行かないが、どうやらロイル皇王が軍に口を挟んだ結果だろう。


「やはり、ロイル皇王は王の器では無かった様です」


参謀に就任した、スレイン・オスタル大尉がそう漏らす、まぁ、気持ちは解らなくもない、何しろ自分にゴマをする相手は優遇をし、逆に忠告や意見を言う者には監視を付ける小心者だ、あれで反感を持つなと言うのは無理な話だ。


「スレイン大尉、ロイル皇王の政治的評価より戦闘に専念しろ、よいな」


「ハッ! 申し訳ございません、ミネルヴァ提督」


ぼやく新任の参謀を窘める、味方の戦力はローズウッド司令達の艦隊約300隻と私の指揮下の艦隊約150隻そして切り札は既に待機中だ、我々はローズウッド司令達の動きに合わせて敵の左翼側面を集中的に攻撃する。


「全艦隊、単縦陣で攻撃せよ、てーーっ」


「復唱、砲撃よーい、てーーっ」


次々と敵艦の脇腹に砲弾が命中し敵は反撃をしようとするが、アルテミス司令とミカ司令達の艦隊に猛撃を受け我々に対応出来ない、そしてこちらの戦闘機部隊が攻撃を仕掛ける。


《よーし、そろそろ頃合いだなっ! ミカ司令》


《アルテミス司令、りーようかーい♪》


緊張感が無いが、両翼の分断に成功しアルテミス司令とミカ司令の艦隊が両翼を封じ込める。


「ヨルムンガンド、敵艦隊本体へ照準レーダー照射! ただし、ローズウッド司令からの命令が有るまで絶対に撃つなよっ!」


後方にて待機中の10隻のヨルムンガンドに命令を出した、ヨルムンガンド級は一発撃つ度に砲身が焼きつきを起こし、その都度、新しい砲身に切り替えねばならない欠陥があるが当たればそのダメージは無視できない物がある、これでコストが安ければ使い捨てで大量に配置できるのだが、無論そんなに配置できるほどの予算はない、あれだけで通常艦の1・2隻分の資金が掛かる、そして、ヨルムンガンドの砲撃の後、友軍に新たな動きがあった。


「ヴァインス総司令の本体が敵艦隊の後方を捉えました」


「以外に早かったな?」


※※※※※


フィーナ・ローズウッドSide


「シルビア通信士、敵艦隊旗艦に回線開いて下さい」


「了解です」


ヨルムンガンドの照準は既に敵艦隊を完全に補足していた、後は私の命令で発射されるが既に勝敗は着いた、なら、これ以上の流血は不要だ。


《ローズウッド君、何用か?》


「はい、シュバルド少将閣下、貴艦隊に対し降伏を進めます、これ以上の流血は不要です」


シュバルド少将は穏やかに、こちらを見つめているが視線は鋭かった少将が口を開く。


《これは異な事を? 我々の本隊は今だ健在だしかし貴官は降伏を勧める……その理由わけを聞きたい》


理由わけは三つ有ります、まず一つ目は貴艦隊の両翼はこちらの攻撃で分断され消耗しています、そして貴艦隊の背後には我が大聖堂騎士艦隊本隊が既に到着しました、これでは貴艦隊は退却が出来ません、そして二つ目は、ヨルムンガンドの紋章砲が既に何時でも撃てます、紋章砲が発射されれば貴艦隊は一たまりもありません、この戦いはもう勝敗は着きました、そして最後の」


シュバルド少将は私の言葉を遮って、最後の【三つ目】を口にする。


《成る程な…… 最後は言わなくても良い、これ以上の無用なる流血を終わらせる為だな?内乱を早く終わらせ少数の犠牲でこの内乱を終わらせる為の良かろう貴官の降伏勧告を……》


《シュバルド少将閣下、馬鹿馬鹿しい提案は拒絶なさい、第一裏切り者の戯れ事等取るに足りません。》


《シュベルト特務少佐! 貴官は一体何をっ!?》


乾いた銃声らしき音が聞こえモニターが真っ暗になり、敵艦隊本隊が突然我が本隊に突撃を仕掛けて来る、恐らく反乱だ、なら私は、こうするしかない例え未来永劫裏切り者と言われようとも。


「全艦隊、敵艦隊本隊へ攻撃開始ッ! ヨルムンガンド直ちに、1番艦~3番艦砲撃開始、てーーっ!」


三隻のヨルムンガンドが紋章砲を発射し、全弾の内一発が僅かに狙いを逸れる、味方艦隊の砲撃が集中的に敵艦隊本隊を襲う、敵艦が次々と爆発し地上に墜落していく。


《バカヤローッ! 勝負は着いたんだっ、さっさと降伏しやがれーーっ!》


《そうよっ、馬鹿で何も解ろうとしないKYな王様の言いなりなんてみっともない、直ぐに戦闘を中止なさーーい!》


大褐とはこの事だろか? ロバート司令とミカ司令達の怒鳴り声に敵艦隊が動きを鈍らせる。


「フィーナ司令、敵艦隊総旗艦〔レムリアス〕が戦闘停止を申し出て来ました」


「解りました、全軍に戦闘停止を命じます」


後に解ったのだが、シュベルト特務少佐が発砲しシュバルド少将が負傷した時に彼が指揮権を強奪し艦隊に命令をだすが、艦と自身も負傷し、無様にわめき立てながら、降伏を宣言したそうだ。

シュバルド少将は負傷したが命には別状は無いそうだ、ロバート人司令いわく「指揮権を奪って艦隊特攻を奪っておいて、怪我くらいでぴーぴー喚くバカヤローが指揮なんか採るんじゃねぇ!」と憤慨していた、ミカ司令も確か「アイツって馬鹿?」とジト目で言っていた。

私は報告書を纏めながら、今の紋章皇国の現状を考る、何故此処まで酷くなってしまったのか?

アルバート殿下や張るバード王なら項はならなかった。ただ、その一言だけが頭から放れなかった。

エルウィンは最初は登場せずに名前だけの存在でしたが、名前が決まったらキャラも自然に出来上がりました。


次回不定期ですが更新頑張ります。



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