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女子会と男子会?

会話が多くなりました。

 盗賊の襲撃で疲れていたタバサとエリザは、すぐにアーサス達の好意に甘えて馬車に乗り込んだ。


 アーサスは、赤い髪の女の子が居るとは、知らずに盗賊に襲われている冒険者達を助けたが、冒険者から女の子達を便乗させて欲しいと頼まれ、マーリンの事を知り胸が高鳴った。先に別の二人が馬車に乗ったのを見て、アーサスは、マーリンに話しかけた。


「えっと、もう連れの子達は、馬車に乗ったみたいだよ」

「…… 」

「もしかして、まだ… 怒っているのか?」

「ん? 怒る? あっ、違う」

「違うって、何が?」

「もう知らない!」


 マーリンは、ただ、アーサスに見られるのが恥ずかしかっただけなのだが、この気持ちをどう伝えれば、良いのかが分からなかった。しか、アーサスは、マーリンが、駆け出して馬車に乗るのを見て、大きくため息を吐き『怒らせたのか?』と戸惑っていた。


「アーサス、遅いっすよ!早く出発しないと宿屋で寝れ無いっす!」

「分かってる。今行く」


 ソロモンに呼ばれて急いで馬車に乗り込むとマーリンの隣に座った。そして、エリザが自己紹介を始めアーサスが名を言い終えた直後、エリザがアーサスの方に向き話し始めた。


「アーサス様も貴族ですわね。私、夜会で見たことが有りますわ」

「貴族だったが正しいかな」

「私と同じかしら」

「全然、違うっすよ。其れに、アーサスは、貴族っす。ただ、言えないだけっす」

「あら、そうですの」

「俺は、平民でも気にしない。其れに夜会には出た事が無い。エリザベスの見間違いだ」

「まぁ、そうでしたの」


 アーサスは、マーリンの事が気になりエリザとの会話は上の空だった。何故なら、マーリンが、動くたびに気になり、本を読み出すと何を読んでいるかも気になった。マーリンの事は、何でも知りたかった。


 馬車の旅は、予定通り順調に進み最後の夜になった。


「ここの宿屋も素晴らしいですわ」

「私達が乗合馬車に支払ったお金じゃ、到底泊まれないです」

「気にしなくって良いっす」

「ここの宿屋が、一番安全なんだ。食事も美味かった」

「ええ、デザートも美味しかったですわ」


 食事を終えた後、マーリン達は、部屋に戻った。タバサは、マーリンが、アーサス達と話そうとしないので心配していたが、エリザが、お茶を入れ女子会が始まった。


「アーサス様が、私達と同じ学園に行かれるなんて驚きましたわ」

「ん? どうして?」

「だって、男の方は、上院騎士学園に行かれますもの」

「そうなんだ。じゃ、魔力が、多いのかしら?」

「うん。アーサスの魔力は、多い」

「じゃ、きっとお強いのだわ。お顔も素敵だし、私、この出会いは、運命だと思いますわ」

「ふふ、エリザは、アーサス様に夢中ね」

「あら、タバサとマーリンは、違うのかしら?」

「私は、ソロモン様の方が、面白くて好きかも」

「どっちも、変態男」

「はあああああ!」

「何、それ?」


 エリザが、大声で叫んだので隣の部屋から『静かにろ!」と怒鳴り声がし、女子会は、お開きとなりそれぞれベッドに潜り込んだ。マーリンは、エリザベストの事でもやもやしていたが、これが何なのかは、まだ分からなかった。


 その頃、アーサスの部屋では、男子会?では無く作戦会議、ゴホッ、単なる雑談で花が咲いていた(盛り上がっていた)。


「同じ学園に通うなんて凄い偶然っすね」

「出会いが運命なら、これは、必然だろ」

「クハー、自信有りっすね」

「ちっ、違う。まだ、何も話せて無い… 」

「はあ? 三日も同じ馬車に乗ってたっすよ」

「恥ずかしい、んだ」

「何言ってんすか。マーリンちゃんの全裸見たんすよ」

「ぜっ、全裸は、見てない!」

「チョッパイは、見たんすね」

「チョッパイじゃない! 膨よかで柔らかそう… うわぁー」


 アーサスは、自分が何を言ったのかに気づき顔を赤らめてベットに飛び乗りブランケットに潜り込んだ。


「からかい甲斐が有るっす。でも、マーリンちゃん、ずっとアーサスの方見なかったっすね。きっと裸見られて恥ずかしがってるっすよ」

「知ってる。だから、責任取るから… 」

「責任? 偉いっす。でも、早く言わないと… 可愛い彼女に学園の虫が付くっすよ」

「分かってるから。もう、寝る!」


 アーサスは、マーリンが綺麗で魅力的な女の子なので魔剣学園の男子学生が側に寄って来る事を想像するだけでイライラし、マーリンの事を考えては、もんもんとして眠れ無っかった。


マーリンちゃんって面白い子

アーサス君ガンバレ



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