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(d)向上心担当
5名。
一門、なし。
譜代3名、板垣信方・浅利信種・曽根昌世。
他国2名、真田信綱・真田昌輝。
組織の発展に欠かせない。真田氏を取り込み、武田氏は新しく発展に向かったといえる。
(e)人望担当
4名。
一門2名、武田信廉・武田信豊。
譜代1名、春日虎綱(高坂弾正)。
他国1名、真田幸綱(幸隆)。
人材は、人望ある者のもとに集まる。武田氏の基礎は、春日・真田の二大人物により固まった。
(f)組織指導担当
4名。
一門、なし。
譜代2名、諸角虎定・秋山虎繁。
他国2名、多田満頼・木曽義康。
組織は、リーダーがいないと動かない。
(g)突進担当
3名。
一門1名、穴山信君(梅雪)。
譜代1名、飯富虎昌。
他国1名、真田昌幸。
組織は本来、地道な努力により保たれ発展に向かう。しかし時には、突飛な行動が必要な場合がある。困難な課題を突破するには、欠かせない。穴山や飯富の謎めいた行動も、武田氏を何とか生き残らせようとしたものかもしれない。
(h)知略政略担当
3名。
一門、なし。
譜代2名、内藤昌豊・土屋昌続。
他国1名、木曽義昌。
知略政略が必要とされる時は、劣勢のときが多い。木曽は、まさに起死回生の鍵を握っていたのだが。
(i)異彩担当
3名。
一門、なし。
譜代、なし。
他国3名、小畠虎盛・小幡昌盛・小幡信貞。
組織を活性化するには、必要な存在といえる。
(j)陰謀担当
2名。
一門1名、仁科盛信。
譜代1名、山県昌景。
他国、なし。
恨みを買う原因になるので、なるべくなら使わないようにする。やむを得ない時期に、緊急に担当する。