第三十九章 リタとのやりとり
眠りにつくまでの布団の中の時間は落ち着かないことがある。
幸いにも明日は休日なので、そんなに焦って寝ようとしているわけではないが。
私は小さなことで迷うことが多い。眠剤を飲むか飲まないか、このことについて書くか書かないか。
眠剤についてはまだ少しためらってしまうが、書くことについては人畜無害に副作用なしに私の気分を上げてくれるので、こうして書き出して良かったなと思います☆あと十五分ぐらいして眠れないようだったら、眠剤飲もうかな。
眠れない、と布団の中でうずくまっていると、なんと、リタから手紙が枕元に届いているのに気づいた。私はどうせまた宣戦布告や攻撃の予告だろうと思いながら、嫌々封筒を開けてみると…
アイリーンへ
今までごめんなさい。そして、この気持ちを直接伝えられなくて、ごめんなさい。
ずっと孤独で弱い私にとって、アイリーンはとてもキラキラして見えたの。そしてずっと羨ましかった…
私の勝手でわがままな行動のために、色々と嫌な思いをさせちゃって本当にごめんね。
これからは私もアイリーンみたいな素敵な人になれるように、もっと努力していきたいと思うの。
ささやかだけど、お詫びのプレゼントを送るわ。「愛のネックレス」という物で、つけている時に願うと、心が落ち着いたり、勇気が出たりするの。良かったら使ってみて。
今回は手紙という形になっちゃったけど、今度直接会って謝れたらいいな。
リタ
手紙にはハートのネックレスが同封されていた。
本当は知っていた。リタがそこまで悪い人じゃないことを。むしろ弱かったのは私の方だったのかもしれない。いつも不都合なことがあると、何でもリタのせいにしてしまって。私はリタを許し、また自分の行動についても謝るために返信を書くことにした。
リタヘ
お手紙ありがとう。私の方こそ、今まで何でもかんでもリタのせいにしちゃってて、嫌な思いをさせてごめんね。
プレゼントもありがとう。大切に使うわ。
手紙でも十分気持ちは伝わってきたよ。私も手紙という形になっちゃってごめんね。
またいつか会った時にはゆっくり話そうね。
アイリーン
すると、すぐにまたリタから手紙が届いた。
ありがとう。大好きよ、アイリーン!
と一言であった。
人は変わることがない、変われないなんていう固定観念は一体誰が決めたのか。そんなはずはない。人は間違えることはあるが、それを互いに許し合えれば、共に変わり、共に成長することができるのだ。
こうして私とリタは手紙を交わすことで和解し、リタはこれからは私の敵ではなく、味方になったのである。
話が戻るけど、十五分以上経ったので、私は眠剤を飲むことにした。
そしてリタへの手紙にも書いたように、リタからもらった愛のネックレスを明日から大切に使っていきたいと思った。




