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Lesson14


やりきった……。


私は、放心状態だった。


テストの全日程を終えて、 張り詰めていたものが、プツン、と切れた。


——今までで、一番手応えのあった試験だった。


試験中、何度もイマジナリー・レオン先生が現れた。


そのたびに、背中を押されるような気がして、 私はペンを動かし続けた。



——レオン先生の補習は、一旦お休みになった。



朝も、ゆっくり起きられる。

それなのに、体は覚えているのか、 補習と同じ時間に、一度目が覚めてしまう。


そして—— 結果発表の日がやってきた。



胸が、妙にうるさい。



校庭には、すでに人だかりができていた。



進学が、かかっている。



そう思った瞬間、足がすくんだ。



……見なきゃ。


でも、見たくない。



視線を落としたまま、立ち尽くしていると——



「ミーナ!」



エミリア先生が、勢いよく抱きついてきた。

「すごいわ、ミーナ。本当によく頑張ったわね。」


——え?


その言葉に、ゆっくり顔を上げる。



掲示板を見る。



……一瞬、意味が分からなかった。



数字が、頭に入ってこない。


もう一度、見直す。


どの教科も——平均以上。


……嘘じゃない。


本当に?


心臓が、どくん、と大きく鳴った。


そして——


実技。


そこにあった順位を見て、

私は、息を止めた。


——上位、10番以内。


なかなか理解が追いつかない。


……入った?


私が……?


あっという間に、視界がにじんだ。

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