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バレッタ・ラブ  作者: 新規四季
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一凛の肩が震える。

海理は抱き締めながら舌を絡ませる。

互いの吐息だけが耳に残り、溶けてなくなりそうな感覚。

慣れないキスで呼吸が出来ずに一凛が引き剥がした。

はぁはぁ、と荒くなった呼吸。

赤らめて苦しそうな表情を、海理は一凛に馬乗りの状態になって見ていた。

獲物を狙う狩人の様に。

刻一刻と二人の時間は過ぎていった。



暫くして、力尽きて倒れるように寝た一凛。

その呼吸は安定していて、顔色も良かった。


「……もういいですよ、先生。それともラウルと読んだ方が良かったか?」

「そうだね、ラウルで行こうか。それが素かい?」

「誰だって一面だけで生きてる訳じゃない。それにようやく出逢えた運命の人だ」

「……ただ見た目が好みだっただけでしょう。明日、決行します。良いですね?」

「分かった。それとなく誘導しつつあの場所へ行くわ」

「……これ以上は邪魔かな。もう行く」

「分かった。ああ、そうだ。アイツは叩くよ」

「鼻からそのつもりだ」

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