ひいお婆さまは、とても暖かい方でした。
『初めまして、アイリスひいお婆さま』「リアムと」「ディアナです。」『お会いできて光栄です。』
「まぁ、まぁ、よく来てくれたわ。クロエに子どもが出来たと聞いて、2人に会えるのを首をうーーーん、と長くして、待ってたのよ。とても会いたかったから、長生きできるように健康にも気を使ってたのよ。」ニコニコと話しかけてくださるひいお婆様、顔に刻まれたシワの様子からも優しい方だと伝わってきます。
「お婆さま、お久しぶりでございます。中々こちらへ伺えず申し訳ありませんでした。」
「そんなことないわ、クロエ。来れなくても、手紙を書いてくれたじゃない。たくさん、貴女のことも、2人のことも教えてくれて、嬉しかったのよ?だから会えることがすごく楽しみだったの。愛しい私の孫が、とても愛していると言っている子に会えるなんて、お婆様は、とっっっっっても、幸せだわ。」そう言って、2人は穏やかに話し始めました。
「ディアナ、実はそのネックレスと指輪を準備する手助けをしてくれたのもひいお婆様なんだよ。ディアナのことを相談したら、あの方の交友関係から君を守る方法を考えてくれたんだ。よく、お礼を言うんだよ。」そう、お父様が教えてくれました。
驚きました、そうですよね。いくらお父様たちの家が裕福で地位があっても祝福者を隠すための手立ては限られますから。その方法を探るのも、先人の知恵が頼りになるはずです。
本当にひいお婆さまには頭が上がりませんね。
「ひいお婆さま、私の願いを叶えてくれて、ありがとうございます。とても、穏やかに過ごせています。ひいお婆さまに、このお返しができるように、もっと精進しますね。」
「そんなこと、気にしなくてもいいのよ。貴女は私のひ孫だから、私が貴女を守るのは当たり前のことよ。貴女たちが幸せに過ごせることが、私の嬉しいことなのだから、何もお礼なんていらないわ。本当に、直接会って、今日話せたことの奇跡の方が、私は一番幸せなことなのだから、今日はいっぱい、お話ししましょうね?」
優しすぎます、アイリス様。。。お母様が近況を伝えていたとしても、初めて会った、ほとんど他人の状態の私なのに、ここまで気遣って、助けてくださった方です、大好きになってしまいますよ。なんて、思うほどにとても、穏やかで優しい方なのでしょうか。私やお兄様の話をよく聞いて、ゆっくりと相槌をしてくれます。時折面白そうに笑ったり、驚いたり、表情もころころと変わって、良い人なんだと伝わってきますね。ひいお婆様、大好きです。




