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最近は、皆様我が家によく来られます。何故に…②

「キャシー嬢、君は本当にリアムが気になるようだな。」

「ジ、ジ、ジュリアン様!なんてことおっしゃるんですか!」キャシー様、そこまで赤い顔は隠せないかと。。。

といいますか、兄には気づかれていますし、むしろ、兄も結構、その気ですよ?とても嬉しそうです。

早く付き合えば良いのに、なんて安直に思いますが、やはり貴族同士、同じ公爵位ですからね、しがらみがやっぱりあるみたいです。まぁ、それを排除しようと兄は必死のようですね。やっぱりうちのお兄様はイケメンです。ジュリアン様とは違いますね。

「ジュリアン様、キャシー嬢を揶揄わないでください。彼女は貴方様と違って、繊細な方なんですから。」

「なんだリアム。まるで僕が繊細ではないみたいではないか。」少し拗ねたようにジュリアン様が膨れていますが、本当に当たっていますね、お兄様。ジュリアン様はデリカシーをどこかに置いてきたみたいです。やはり、キャシー様には奥ゆかしさがあります。ジュリアン様にはきちんと、言葉にはしていいことと悪いことがあることを知ってもらいたいですね。これからのためにも、ですが。

「むぅ、ディアナ嬢、君の兄上は僕に厳しすぎると思うのだが、どう思う?」

「厳しいもなにも、(わたくし)もキャシー様の味方ですので、同感しかありませんが。」

「僕は一応、この国の王子なのだが、君たち2人して、そこまで言ってくれるとは、中々の性格をしているよな。よく口が回って。」

「ジュリアン様も(わたくし)たちを友のように思っていると言ってくださったではありませんか。これくらいの軽口は、友の間では問題ないと思っていたのですが。。。」少し俯き気味に目を上げると、「ぼ、僕もそう思っているさ。ただ、少し意地になっただけだ。」そう言って、プイッと顔を背けました。いや、本当に、面白いですね。私、まだ、10歳のお子様なのに、ジュリアン様、反応がいいです。

「それで、今日はどうされたんですか?ジュリアン様はそろそろここにいても良い時間ではないはずですが??」

おぉ、キャシー様、よくお聞きになりました。そうですよ、ジュリアン様のお母様である王妃様は、王城での定期的な茶会を行ってますので、本日はその開催日です。学園入学前の顔合わせも兼ねて王子の交友関係拡大のためにも、参加はほぼ強制って聞いてました。何故に今日はここへ??

「いや、その、堅苦しいあの空間に行くのは息が詰まるだろう?君たちとの時間の方が大分有意義だとおもうが。。。それに、僕はまだ婚約者がいないからな、(みな)の見る目が、その、強いというか、なんというか、ギラギラしていて、いただけない。」

なんとも、奥歯にものが詰まったように、歯切れが悪そうな言い方をします。まぁ、気持ちはわかります。我々も王妃様の属する改革派の派閥にいますが、この茶会はどちらかと言えば、その派閥の垣根を越えることが目的ですから、混迷を極めますよね。ですので我々も参加は頻回には行かないようにしてます。逆に今以上の結託を疑われても困りますので。


とりあえず、今まではそこまで会う機会のなかったジュリアン様とキャシー様でしたが、こちらに住んでからはお2人とも、狙っているように同じ時間帯に合わせていらっしゃいますからね。いえ、キャシー様は一応、最初のうちはですね、ジュリアン様にご遠慮していましたよ、私たちに会いたくても王子がいらっしゃるなら、、、って。えぇ、本当に、あんなに萎縮していたはずだったんです。それが今ではこうも、フレンドリーに、というか、暗にここに何しにきた、と言うような物言いを出来るようになるとは思いませんでした。

まぁ、3人とも同じ年齢でこれから交友関係も広がる必要がある方たちなので、仲良くするのは良いことだと思うのです。


そこに私も入れていただいているのはありがたいです。私も人見知りですからね、同い年の友はまだゼロ人です。なんとか作りたいですが、周りの圧が強めの方が3人も一緒にいるので、皆さん萎縮して話しかけて来ないんですよ。掛けてきても、どちらかと言えばジュリアン様の言うように、目がギラついていて、ちょっとご遠慮したくなります。。。


早く私も学園に入学して今世の同い年の友だち作りを行いたいですね。

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