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鬼ぼんじゅーる編14◆
幸せな少年が八つになったある日のこと。不幸はやってきました。
長く続く日照りにより田んぼは枯れあがりそのせいで米や野菜が採れなくなり、備蓄してあった村の食料はほとんどなくなってしまいました。
それは少年の家も同じです。なんとか食べることができるのは水の味しかしないお粥で、毎日がとても空腹でした。
ですが、そんな子供たちへ申し訳なさそうな悲しそうな優しい母親を見て、少年は何も言うことはありませんでした。
きっと待っていれば雨は降ることでしょう。そう信じて少年は生きようとがんばりました。




