レアシスの危機
赤く禍々しい色をしたドラゴンはF-15の速度を超えるスピードでレアシス方面に進んでいた。機体のスピードを上げれば追いつける。体にかかるGに耐えられるならそうしても良い。地球に居たときよりステータスは上がったとわいえこんな賭けに出る訳にはいかない。増援を頼む事にした。
「アスカロンからひゅうが。ドラゴンを発見した至急増援求む」
『こちら護衛艦ひゅうが。こちらのレーダーでもとらえた。イーグル、烈風、震電を順次発艦中。到着まで持ちこたえられたし』
「迅速な対応感謝する」
『どうした!なにかあったのか?』
増援の要請も終わってこれから笛を吹いてレアシスの妖精達に連絡しようとした所で向こうから話しかけて来てくれた。
「ドラゴンがレアシスに向かってr『なにぃ!今すぐ対空車両を出せ!ドラゴンはどっちからくる?』…東側」
指示しなくても対応してくれるのはいいけど最後まで話きけよ。
『今出した、いつでも来て大丈夫だ』
「後20分ぐらいでレアシスに着くお思う。そっちは任せた」
そんなやり取りをしてると後ろからもの凄い勢いで接近してくる物をレーダーが捉えた。新手のドラゴンかと思ったがさっき頼んだ増援だった。俺を先頭としてイーグル10機は編隊を組んだ。
『総統どうしますか?残りの増援はしばらく時間がかかりますよ』
「え?総統って俺のこと?」
『あなた以外に誰が居るんですか』
無線からケラケラと笑い声が聞こえた。
「あれがレアシスに着く前になんとしても落とす」
『じゃあ短距離ミサイルをプレゼントしますか」
すると無線から『FOX2!』と聞こえ18本のミサイルが白い筋を作りながら飛んで行った。18本中2本は外れたが残りは全部当たった。
『殺ったか?』
そんなことを言ってしまったら…
「ぐぎゃああああああああああああ」
や、やっぱり生きてたああああああああ。もの凄い勢いで突っ込んでくる。
「ど、どうすんのこれ?!」
『ボスとりあえず落ち着きましょう』
ドラゴンが突っ込んで来ては避けてを繰り返していたらプロペラ機独特の駆動音が聞こえて来てレーダーに点が120以上表示された。これで大丈夫と思ったら。
『おい!ドラゴンは東からくるんじゃなかったのか!北から無茶苦茶な数来てるぞ!』
「今こっちもドラゴンと闘ってるよ!」
『とりあえず何機かこっちに回してくれ。対空車両だけじゃさばききれない!』
「分かった20機ほど回す。すこし待ってろ。イーグル 4機と震電20機レアシスの北側に行ってくれ」
『了解。隊長はどうするんです?』
「あいにく燃料が尽きかけてるんで一回戻る」
そのまま空母が居る方角に機首を向けた。空母はこちらに舵を切っていて最初に居た所よりレアシスに近ずいていた。20分程度で空母に着いた。
「ユッキーなにがあったの?」
「ドラゴンがレアシスを襲撃してる。今は食い止めてる」
「私もいかないと」
「琴羽はここに居てくれ」
帰って来てねと言って艦橋に入って行った。
「艦の数増えるけど大丈夫か?」
「ええ大丈夫ですよ」
スキル選択
『全対応最強武器』
艦隊の隣に新たに空母のミニッツ、護衛艦のきりしま、あたご、あしがら、むらさめ、はるさめ、やぶさ、わかたか駆逐艦の秋月を出した。その後ミニッツの甲板でイーグルを90機出した。いつの間にか妖精に囲まれていて傘下に入れてほしいらしいので入れた。リーダー妖精にイーグルをレアシス周辺に飛ばしてほしいと伝えた。その後ヘリで陸まで行きスキルを使って対空車両のスカイシューターを50台出した。妖精使役で妖精を150人ほど呼び出してスカイシューターでレアシスを襲ってるドラゴンを落としてもらうように伝えヘリに乗って信濃に戻った。補給を終えたイーグルに乗り込み最短ルートで戻った。
***
「なんじゃこりゃ」
クエストを終えてレアシスに戻ったらドラゴンの大群が北側から来てるから北門に集合しろと言われ行ってみたら戦車みたいな車がドラゴンと闘っていた。
「優斗どうしますこれ。戦車みたいなのと飛行機がいるから雪彦の仕業だと思いますけど」
陸では戦車もどきが空では飛行機がドラゴンをどんどん落としていた。
「俺はギルドに行ってこの車と飛行機が味方なのを伝えてくる」
「私は飛行機に当たらないように魔法で倒して行きますね」
うなずいてからギルドに向かって走った。
レアシスは助かるのでしょうか。
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