魔道兵器
3000pv突破!!みなさん見てくれてありがとうございます!
「大丈夫でしたか?」
戦闘指揮所に入ったとたん伊吹が飛びついてきた。いい匂いがする。
「大丈夫。伊吹こそ大丈夫だったか?」
「私は大丈夫です」
「そうか。リーダー妖精戦況は?」
「ちょっとまずいですね。敵の人形兵器のレーザー?に戦車数台が殺られてて、攻撃しても傷一つ付かないです」
「ミサイルも?」
「ええ。どんな攻撃も効きません」
「数は?」
「確認できてるので20体」
まずい。戦車の砲撃もミサイルも効かないと後は艦砲射撃と俺、優斗、夕を使って倒さないといけない。いかんせん数が多すぎる。
「優斗、夕戦場に出れるか?」
「別にいいぞ」
「私もいいよ」
「よしわかった。ヘリで人形兵器…改め魔道兵器1型が居る所に行って倒すぞ。あとリーダー妖精俺たちは北から倒していくから南から戦艦の一斉射で倒せるかやってみてくれ」
「了解」
***
それぞれ違うヘリに乗り1型が居る所に向かう。着くまでにスキル一覧を開き新しいスキルを取得しておく。今持ってるスキルじゃ勝てないからだ。今のレベルは140。人を殺しても経験値が入るようだ。残りのスキル使用枠は10個。5個使って雷魔法属LV.5、3個使って光魔法LV.3、2個使って闇魔法LV.2を取得する。後で全属性取得するつもりだ。無線からリーダー妖精の指示が聞こえ直後に雷の音より大きい音が聞こえ南の方に砂埃が巻き上がってる。
『総統。魔道兵器1型へ一斉砲撃しましたが結界の様なものが邪魔して本体に攻撃が当たりません』
「そのまま魔道兵器1型南側から10体に向かって砲撃をして足止めしといてくれ」
『了解』
ドーン!ドーン!という音が絶え間なく聞こえるようになった。そうこうしてる内に着いた。魔道兵器1型は白くて太っている中年男性の様な姿をしていた。その周りには薄い赤色の膜の様な結界が張ってあった。これが攻撃を妨害してる物だろう。
「じゃまあとりあえず。『闇魔法 暗器銃』」
オートマチック型の銃が右手に現れ弾丸の代わりに闇色の弾が発射される。弾はそのまま一直線に魔道兵器1型へ突き進み結界に当たる、弾を中心に波紋が広がり消えた。突然魔道兵器1型の目が赤く光りレーザーが放たれ俺に向かってくる。
「『光魔法 三重結界』」
技名を言った瞬間青色の結界が俺を中心に球体を描くように3枚展開される。最初の二枚は割れたが最後の一枚でなんとか止まった。
「ふぅ。光魔法も取得しといてよかった。じゃあこれは受け止めれるかな?『雷魔法 サンダー』」
魔道兵器1型に天災級の雷が落ちるがやはり攻撃が通らない。
「なら一点集中にするか『雷魔法 電撃姫の必殺技』」
顔の前に黄色の魔法陣が出現しフレミングの法則により急加速されたコインがオレンジ色の尾を引いて魔道兵器1型の結界に当たりヒビが入り割れた。
「よし『必殺 雷魔法 連射超電磁砲』
さっきより大きな魔法陣が出現しコインが何度も射出され魔道兵器1型を貫通する。すべてが打ち終わり魔道兵器1型を見ると体中に穴が空き倒れた。この調子で他の魔道兵器1型も破壊していった。俺は11体撃破、夕は13体撃破、優斗は6体撃破した。夕に負けた。すべてが終わったのは夜中だった。
「それにしても意外だったな優斗が8体も倒せるなんて」
「もってなんだ。なんかな急に呪文が浮かんできてそれを口にしたら刀に炎が魔と纏まって魔道兵器を切ったら真っ二つになった」
「魔道書は使わなかったのか?」
「あ、忘れてた」
「渡した意味無いじゃねぇか。てか失くしてないよな?」
「ちゃんとここにある」
首にぶら下げていたペンダント型にした魔道書を取り出した。
「まぁ失くす分けないか」
「当たり前だろ」
「もう遅いし寝るか」
「そうだな色々と疲れた。あと!結婚の件はまだ許してないからな!」
「まだ言ってんのかよ!」
そのまま喧嘩をしてたら夕が降りてきて火の玉を打ってきた。あわててディスペルマジックを掛け魔法を打ち消した。
「寝るか」
「そうだな。これ以上は止めといたほうがいいな」
「じゃあ、おやすみ」
「ああ、おやすみ」