紹介の在り方
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これが、毎日更新の力か・・・!
「それじゃあ他の隊員を紹介しよう!」
そう言うと、ゴウ隊長が訓練場にいる人たちに声を掛けた
全員が集まって来た所で、ゴウ隊長が僕たちに話しかけた
「まずは新人から紹介するぞ!」
そう言って僕たちの紹介を始めた
「こいつらが、遠征部隊の隊員として新しく配属された二人だ」
隊長が、スーハの横に立つ
「こいつはスーハという、これまで南門で討伐部隊の兵士をしていたやつだ、剣はあまり得意ではないようだが根性はあるぞ!」
「よろしくでやんす、あんまり戦闘では役に立たないかもしれないでやんすが、がんばるでやんす」
次に、僕の横に立って、紹介を始める
「こいつはニノマエ ミコトという、ああ、今噂になっている奴だ、皆も知っているだろうが人を襲ったことはないし、魔物を討伐した経験もある、戦闘では頼りになるぞ!」
「はじめまして、命です、よろしくお願いします!」
そういって、僕たちの紹介を終えると、ゴウ隊長は他の隊員を僕たちに紹介してくれた
「まあ私とレフィは知っているだろうから省くとして、まずはこいつからだ」
そういって目つきの悪い少年の横に立つ
「こいつはトダという、昔はライドに住んでいた奴だ」
この少年は黒い髪を短く切っており、黒い瞳をしているし、名前からして日本人っぽいけど、ほりの深さや足の長さがコーカソイドっぽい男の子だ
トダは僕を睨みながら言った
「おまえ、どういうつもりかしらねぇが、仲間に手ぇだしたらただじゃ置かないからな!」
声変わりして間もないような声だったが、僕を警戒しているようだ
「人の話を聞いていたか、こいつは人は襲わないぞ!」
そう言って隊長は笑っている
う~ん、仲良くなれるかな?
次は隣に立っている肌の色が黒い、中東アジアの美女といった感じの人物を紹介してくれるようだ
「こいつはフー・フィオレという、元弓矢部隊の隊員だ、無口だが、人の話はちゃんと聞いてるぞ!」
「・・・」
「よ、よろしく!」
「よろしくでやんす」
挨拶をしてみたが、余り表情の変化がなく、眠そうな顔でこちらを見ている
何を考えているかわからない・・・
スタイルがよく、スラッとしているが、女性特有の膨らみが見られる、わかり易くいうと、
「・・・」ニコニコ
レフィさんがこちらを満面の笑みで見ている
ああ、レフィさんはそういった意味ではざんね「ミコト君?」
「すみませんでした!!」
僕は何故か謝っていた、回りの男性陣は気まずそうに他所を向いてくれていた
皆同じ事を思ってたんだろうな・・・
「ゴ、ゴホン!まあいいじゃないか!次はこの人だ、名をギラ・レイフォス・チョウタイという、魔法の得意な気のいいじいさんだ!」
「よろしくのぉ、若いの」
「よろしくおねがいします!」
「よろしくおねがいするでやんす」
そういって紹介されたのはヨボヨボのおじいさんだ
毛という毛が全て白髪で、顔に深い皺が幾つも刻まれている
長老という言葉がぴったりの人物じゃないだろうか?
ただ何処か、掴めない雰囲気がある
そんな感じで次々紹介されていき、一通りの紹介は終わった
「うむ、こんなところか!全員ではないが、あとは各々で紹介してくれ!それでは、解散!!」
そういってゴウ隊長は、皆を解散させた
紹介を受けて一つ、気になる点を見つけた
皆そこまで僕を警戒していないのだ
討伐部隊で僕は、鼻つまみ者だったのに
ちょっと聞いてみた
「ギラさん、でしたよね?」
「ほっ、どうかしたのかね」
僕が話しかけたのは、ヨボヨボのおじいちゃんだ
一番話し掛け易かったのだ
「僕はこの紅い目のせいで散々魔物扱いを受けてきたのですが、何故皆さんはこんなに普通に接してくれるのですか?」
「ダンナ、それはちょっと・・・」
いきなり失礼かとも思ったけど、回りくどいのは僕には無理だから、直球で聞いてみた
「ほっほっほっ、そうじゃな、ここは遠征部隊じゃからではないかな」
ギラさんはそう言った
「でも、一番魔物を憎んでいる部隊ですよね?」
ちょっと悲しそうな顔をしたが、ギラさんは答えてくれた
「そうじゃ、憎んでおる、じゃから皆、人一倍魔物と接しておるのじゃ」
魔物と接しているから、魔物に似ている僕が怖くない?
「魔物はとても素直なんじゃ、ただ人を殺す、それだけの存在じゃ」
ギラさんが言葉を選ぶ様に、ゆっくりと話す
「じゃから、出会えば殺し合うだけで、話すことはないし、人を騙すこともない、もっとも、人の言葉を話す魔物もいるという話も聞くが、滅多に会うことはない」
「そうか、僕に敵意がないのがわかるから、皆警戒しないのですね」
「そうともいえる、じゃが、それだけではない」
「と、いいますと?」
「・・・皆、死を受け入れておるのじゃ、お主に殺されても、皆文句は言わないじゃろうよ」
・・・それは、いくらなんでも違うんじゃないか?
「お主は居場所を求めてこの部隊に入ったかもしれんが、この部隊は基本的に全てを失った者が訪れる部隊じゃ」
そのとき、なんとなく理解した、全てを失った人が、最後に訪れる理由
「ギラ殿、あんまりな事をいうもんじゃない」
レフィさんが話に入ってきた
「ホッホッホッ、もっとも、こういう者もおるがのう」
そう言ってギラさんは去っていった
「そういえば、レフィさんは何故この部隊に?」
「私か?私はもちろん領土を取り戻すためだ!」
レフィさんは胸を張って答えた
「いつまでも奪われたままでは気が済まん!絶対に取り戻すのだ!!」
そういうレフィさんの瞳には、炎が映ってる気がした
「熱血でやんすね~」
「ところでミコト、おまえさっきフーを見た後、私を見て何を思った?」
僕はぎこちなく目を逸らした
あ、スーハが既に逃亡している
「ハテ、ナンノコトヤラ・・・?」
「おい、こっちを見ろ、オイ」
その後僕がどうなったかは、・・・秘密だ
暗い!暗いよ~~!!話が暗い!
雑多なキャラ紹介でしたが如何でしたでしょうか?
私は限界です
キャラ考えるの超ムズい、またお爺さん出しちゃったし、女性キャラなんてようやく2人目
おかみさん?
ノーカンノーカン!(腕を上下に振るジェスチャー付き)