『番外編その22！』
『訪問』
カズキ「…………zZZ」
魔王「ちょっと、コタツで寝たら風邪ひくわよ」
カズキ「………………zZZ」
魔王「まったく、しょうがないわね……」
魔王（浮かせて部屋まで運びましょう、ローブを着てなくてよかったわ）
魔王「パチンッ」
魔王「さて、行きましょうか……あら？」
イシス「こんにちは♪」
魔王「来てたのね」
イシス「…………カズくん、寝ちゃいましの？」
魔王「そういえば、子供の頃もよく運んだわね」
イシス「うふふっ、そうですわね……それにしても––––」
魔王・イシス『まさか、こんなに大きくなるなんて』
魔王「………………」
イシス「………………」
魔王「…………この後ディナーでもどうかしら？」
イシス「構いませんよ、ま〜ちゃん♪」
『センス』
カズキ「俺はやはり、射撃の方が……」
ヨッホイ「待ちな」
モンスターがあらわれた！ ▼
カズキ「ヨッホイ……」
ヨッホイ「おめえさん、ヒノキのぼうから足を洗うんだってなぁ」
カズキ「止めるな、俺は、俺は……！」
ヨッホイ「止めはしねぇさ」
カズキ「じゃあ、何しに来たんだよ」
ヨッホイ「ふっ、いつかは誰もがヒノキのぼうから、鋼の剣に持ち帰るものさ」
カズキ「ヨッホイ……」
ヨッホイ「おまえさんには、夢……見せてもらったよ」
カズキ「………………」
ヨッホイ「いつだったか、お前さんがはなったゴブバは光り輝いていた」
カズキ「それは、ヨッホイが教えてくれたから……！」
ヨッホイ「あの時、俺は思ったのさ、俺のヒノキの人生の中でもコイツは違う、ものが違うってな」
カズキ「俺は、俺はそんなんじゃ……」
ヨッホイ「いいんだ、ヒノキのぼうなんてしょせんは、ただのぼうさ」
カズキ「そんなこと……！」
ヨッホイ「だからさ、たまにでいいから、また湯船に浮かべてくれよな」
カズキ「ヨッホイ、俺が、俺が間違ってた……！ 俺は、俺は……」
ヨッホイ「いいんだ、喋るな、さぁ！ あのヒノキの木に向かって走るぞ！」
カズキ「おう！！」
ヨッホイとの ゆうじょうが めばえた！ ▼
カズキは かえがえのないものを てにいれた！▼
マリア（……なんですの、あれ？）
魔王（放っておきなさい）
『ゲーマー』
マリア「ゲームは1日1時間！ ってありますわよね」
カズキ「あるな」
マリア「ですが、これゲーマーにとっては日常は1日1時間！ ですわよね」
カズキ「いや、意味わからないから！」
マリア「23時間ゲームして、それ以外が1時間という意味ですわよ」
カズキ「説明せんでもえぇわ！」
マリア「つまり！」
カズキ「つまり？」
マリア「1日はゲーム23時間ってことですわ！」
カズキ「新しい単位を作るなよ！ もうえぇわ！」
カズキ・マリア「どうも、ありがとうございました〜！」
小春「37点」
魔王「厳しいわね」
おわりデス！
次回も番外編なのですが、タイトルは『レヴィアさんに耳かきをされるだけのお話』でして、タイトルの通り耳かきされちゃいます。
お楽しみに！
