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『番外編その17!』


『クッキング!』



神様『あっちゃんと!』


ドラゴン『ドラゴンの〜!』


神様・ドラゴン『お料理教室〜!』


ドラゴン『コックのドラゴンですっ』


神様『アシスタントのあっちゃんだよ〜! そして、今回のツッコミはカズぽよ!』


カズキ『お料理番組にツッコミとかないから! そもそも今回のって、これが初回だから!!』


ドラゴン『と、いうわけで早速お料理を作っていくよ〜!』


神様『今日は何を作るのかな〜?』


ドラゴン『ミラノ風チーズカツレツ』


カズキ『本格的過ぎて鼻水吹いたわ!』


ドラゴン『まずお湯を沸かす〜みたいなっ』


カズキ『そこからかよっ』


ドラゴン『鍋にお湯を入れて〜ムカ着火ファイアー!』


カズキ『雑だなぁ!!』


神様『お湯の温度は180度くらいがいいかも〜!』


ドラゴン『うん、ぴったり!』


カズキ『なんで、そこは正確なんだよ! そもそもミラノ風チーズカツレツってオーブンで作るものだからね!!』


ドラゴン『と、いうわけで出来たものがこちらでーす!』


カズキ『最初からそっちだせよ! もういいわ!』


(せーのっ)


全員『どうも、ありがとうございました〜!』






マリア(これは、お料理番組なのかしら? それともコント?)









『お掃除』



リリィ「カズキさんは……居ませんね。今の内にお掃除しちゃいますよーっ」


リリィ「その前にぃ……」ちらっ


リリィ「今日のオヤツは、なーにかなっ」


リリィ「あ、クッキーだぁ〜!手作りみたいですね」


リリィ「メモには……」


【いつもお掃除ありがとうございます。レヴィアさんが焼いたクッキーなのですが、とても美味しいのでよかったらどうぞ。】


リリィ「ふふふっ、レヴィのクッキーならわたしも貰ったんだよー」


リリィ「でも、食べちゃおっと♪」


リリィ「ん〜! おいし〜っ」


リリィ「それとぉ……」ちらっ


リリィ「こっちのオヤツもいただきまぁす…♡」











カズキ「ただいまーっと」


カズキ「あ、クッキー食べてくれたみたい。喜んでくれたかな」


カズキ「それに、部屋もいつも通り綺麗だ」


カズキ「でも、毎回ゴミ箱を空にするのはやり過ぎだと思うんだがなぁ……」


カズキ「一杯になったら捨てればいいのに」


カズキ「ま、いっか。さ〜、お風呂行こっと」



ゴミばこの なかは からっぽ! ▼



カズキ「って、それはポケ○ンだろぉお!?」







『こはるん講座!』



小春「ようこそお越しやす。今回はうちがつこうてる言葉について解説するさかい」


小春「うちの言葉で『これは分からへんなぁ…』と思いやしたら、ここを見とってくはると嬉しやす」




【すいば】

好きな場所。お気に入りの場所。


小春「うちのすいばおせえたるよ〜」




【おぶ】

お茶のこと。


小春「おぶういかかどす〜?」




【あんじょう】

上手に。上手く。


小春「あんじょうにやらへんと…」




【きずつない】

すまない。申し訳ない。


小春「そらぁ、きずつないことどす〜」




【けったい】

おかしな。変な。


小春「わっ、けったいな声ださんといてや〜」




時分時しぶんどき

食事時。ご飯どき。


小春「マリアはん。そないに食べはったら、時分時に食べれへんよ〜?」


マリア「ほんだいはりまへんわ!」(問題ありませんわ!)




【せつろしい】

忙しい。忙しない。


小春「ほんに、せつろしいお方どすえ〜」




【せんど】

何回も。


マリア「もう食べられませんわ…」


小春「うちがせんど言うても、聞かへんから……」




【大事おへんて】

差し支えない。大事ないを丁寧にした感じ。


カズキ「大丈夫か?」


小春「そないに気ぃつこうてくれへんでも、大事おへんて〜」




【どんくさい】

不器用。


レヴィア「きゃあ!………う〜、こぼしちゃいました…」


小春(レヴィアはんは、意外とどんくさい所もあるんよ〜)




難儀なんぎ

難しい。


小春「そら〜、難儀な事どすな〜」




【あいさに】

時々。たまに。


小春「うちもあいさに、プールで泳いでるんよ〜」




【いちびる】

ふざける。調子に乗る。


マリア「わたくしこそ、時期魔王ですわ!」


カズキ「我は生まれながらの魔王。して示すは全、それは空、されど闇。全てのことわりは宵闇へと通ずる」


小春「2人ともいちびるどんな〜」




【うっとこ】

自分の家。もしくは会社。


小春「うっとこはジパングにあるんよ〜」




【おあがりやす】

食べてね。食べてもいいよ。


小春「ふふっ、たんとおあがり〜」


マリア「美味しいですわ!」




【こーとな】

地味。


小春「うちなんて、こーとなもんで。魔王はんにはかないまへんよ〜」


魔王「あら、そんな事ないわよ」




【じゅんざいな】

いいかげん。適当。


マリア「分かりましたわよ! やりますわよ!」


小春「マリアはんは、じゅんざいなお人やあらへんもんな〜」




【しんきくさい】

面倒。地域にやっては気がめいるとか。


小春「えろう、しんきくさい話になってはるようどすな〜」




【すかたん】

見当外れ。小春ちゃんは使わない。




【やいと】

怒る。お灸をすえる。


マリア「わーい!」


カズキ「わーい!」


魔王「わーい!」


小春「静かにしてくれへんと、やいとするで♡」




【ちゃちゃ入れる】

邪魔する。乱すとか。



小春「ちゃちゃ入れはったら、やいとするで〜」




【どんつき】

突き当たり。


小春「あこを上に上がりはって、どんつきを曲がってもろうたらすぐどすえ〜」


オロチ「おおきに〜!」




【はんなり】


直接的な意味は、「陽気で上品で明るさ」だが、かなり使う。色々使える。


レヴィア「コーヒー淹れてみました!」


小春「はんとりとしたえぇお味どすな〜」


マリア「カーテンを変えてみましたわ!」


小春「前に比べて、えろうはんなりとしましたな〜」


カズキ「うちも、はんなりしとう思いやす」


小春「ふふっ、カズキはんえろうあんじょうになりはって、うちも嬉しやす」


魔王「ねっ、色々使えるでしょ?」




小春「どうでっしゃろか〜?」


小春「ここまで、うちに付き合ってくれはってほんまおおきに〜!」


小春「これからも、うちの事を宜しゅうお頼み申しやす」





〜登場人物〜




【カズキ】


お料理は、ラーメン以外からっきし。



【ドラゴン】


作中でもトップクラスのお料理力。レヴィアさんのライバル。本格思考。

レヴィアさんはどちらかというと家庭的。



【神様】


お料理はそこそこ。誰かと作るのが楽しいタイプ。



【リリィ】


男性恐怖症のサキュバスのリリィ。お掃除は得意。レヴィアさんと同期だったりする。

カズキの部屋の掃除をしているのはお給料が良かったり、魔力供給の効率がいいから。



【マリア】


自室で番組を、見ていただけ。



【小春】


影の司令塔こはるん。魔王城が大幅な利益を出し続けているのは小春ちゃんの功績が大きい。





〜作者から〜

作中で使われている京都弁は、作者が独自にアレンジしたものであり、実際に使うととても怒られます。

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