続 ジェイ
「父は、貿易会社をやっていてね。外国の物をよく買ってきていて、特に剣が好きで、そのなかでも、両刄の剣が一番好きで、かなり凝ってたよ。
これは、今のぼくには、ありがたい。アイも興味あるよね。」
「ええ、当然よ。見る時は、一緒に見ましょうね。
ところで、大学は、行かなかったの?」
「いや、行ったよ。大学には用があったから。でも中退でね。
実は、中学を卒業した時、今度は、18になったら、会社を三つ創るように、言われてね。
それに、一つだけは自分の金で作れと言われて、愕然としたよ。
遊ぶ暇がない。青春が無くなる。なんなんだこれはと、父と喧嘩したが、父は本気だと思った。
父は、勉強する暇もなく、必死で働き、会社を持って、そこから、勉強したと。
勉強は、先にやっておくべきだと、父は思ったらしい。
おまえには、中学までに、大学までの勉強は終わっていて欲しかった。といい、
それと、一人で生きていくための、生き方を18までには出来ていなくては、と言って、
人間の能力には、ドアはあるが、行き止まりはない。とにかく頑張れ、
それが、トイのこれから、死ぬまでが青春だ。
トイの意味は、十の井戸という意味をもたせた名前なんだ。この十は無限という思いだ。
わたしの思いを、叶えてくれ。
人生には目的が必要だ、それも正しい目標がな、
トイのことは、信じている。これを成し遂げれば、私みたいに悔いを残すことはい、
この世では一度だけの人生だ、悔いのない人生を歩め。
と言う父の言葉で、前に進むことを決めたんだ。」




