表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
   【 葬式 】
99/156

葬式12 別れ

 

 克慈がクラスメイトの男子から恋愛的な好意を抱かれていた──、なんていう話を堅智さんは面白可笑しく話してくれた。

 

 克慈は嫌そうに顔を歪めて運転に集中していたけど。

 

 楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまう。

 

 堅智さんとお別れをする時が訪れた。

 

 克慈の車が駅に到着したからだ。


 

克慈

「ほら、駅に着いた。降りろ」

 

堅智

「サンキュ。マジで、助かった。惠美ちゃん、またな」

 

惠美

「うん。サオちゃん、元気でね!

{サオちゃん、これ、私のメルアド。お兄ちゃんには内緒ね☆}」


 

 私は克慈に気付かれないように、メールアドレスを書いたメモ用紙をこっそり堅智さんに手渡した。


 

堅智

「{惠美ちゃん?! サンキュ☆ 後からメールするな}」


 

 堅智さんは嫌な顔をするどころか、嬉しそうに私のメモ用紙を受け取ってくれた。

 

 駐車場で声を掛けられた時は、何だか恐い人って思ったけど、話してみると全然そんな事は無くて、面白い人だって思う。

 

 克慈の友人っていう事が、大きいのかも知れないけど、メルアドを教えても大丈夫なんじゃないかな──って思うんだ。

 

 でも、堅智さんにメルアドを渡した事は、克慈には内緒!


 

堅智

「名残惜しいから──」

 

克慈

「いいから駅に入れよ。連絡して来るなよ」

 

堅智

「素っ気無い奴だな。まぁ、だからこそ、からかい甲斐があるんだけどな!」


 

 ケラケラ笑いながら言うと、堅智さんは私達に手を降って、駅に入って行った。


 男子校生だった克慈がどんな生徒だったのかとか、当時の友人関係はどうだったのかとか、私の知らない克慈を沢山知っている堅智さんに、話を聞きたいんだ。

 

 これは克慈の弱点を知れるチャンスなの!!

 

 克慈に『ギャフン』と言わせてやるんだ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ