67/156
お祓い6 神社内
克慈
「惠美、何か言われた?」
克慈が私の顔を覗いて、声を掛けて来る。
克慈
「ほら、涙拭きな」
差し出されたのは、丁寧にアイロン掛された清潔なハンカチ。
ちょっ、このハンカチって━━!!
惠美
「それっ、そのハンカチ! 何時か無くしたとばかり思ってた、私のお気に入りのハンカチ! なんで克ちゃんが持ってるの!?」
克慈
「あぁ、借りたの忘れてた。何なら今、返そうか」
惠美
「当たり前だよ! 返してもらうに決まってるじゃん!!」
私は克慈から奪うように、大事なハンカチを取り返した。
もうっ、信じらんないっ!!




