表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
   【 葬式 】
49/156

葬式2 告白

 

智沙

「━━あの、克慈さん! 克慈さんと……お話したい事があるんです。少しだけ時間いいですか?」

 

克慈

「別にいいよ。なに?」

 

智沙

「……此処じゃあ、ちょっと……」

 

克慈

「そう? なら場所、変えようか」

 

智沙

「はい、お願いします」


 

 智沙は克慈と場所を移動し終わると、互いに向き合って立っている。


 

克慈

「で、話したい事ってなに?」

 

智沙

「……あのっ、惠美ちゃんから教えてもらったんです。……克慈さんには交際している女性が居るって……」

 

克慈

「あぁ、その事? うん、居るね」

 

智沙

「━━っ、本当なんですか? 私、克慈さんは惠美ちゃんと付き合ってると思っていたから、その……嘘を付かれているんじゃないかって……」

 

克慈

「嘘付いてどうするの?」

 

智沙

「え?」

 

克慈

「嘘じゃないよ。嘘付いたら惠美が困るでしょ」

 

智沙

「……じゃあ、惠美ちゃんとはどういう関係なんですか! ちゃんと教えて下さい!」

 

克慈

「どうって、幼馴染みだけど? 歳の近い子供が近所には惠美しか居なかったからね」

 

智沙

「そうなんですか? 幼馴染みだったんですね! それだけですか? ……体の繋がりとかは━━」

 

克慈

「智沙ちゃん、惠美は俺にとって誰よりも大事にしたい妹だよ。惠美の御両親からも直接頼まれているくらいね」

 

智沙

「そ、そうなんですか? 男女の関係とかじゃ……」

 

克慈

「惠美と男女の関係? 惠美の御両親と幸裕兄さんを裏切る事なんて、俺はしないよ」

 

智沙

「……幸裕兄さん? 克慈さん、お兄さんが居るんですか?」

 

克慈

「居るよ。智沙ちゃんは俺とどうなりたいの? 教えてくれないと分からないよ?」

 

智沙

「……あ、私っ、克慈さんが好きなんです! 私と交際して下さい!!」

 

克慈

「ふぅん? それって男女の関係込みでって事なの?」

 

智沙

「は、はい! 勿論です(////) 私の初めては克慈さんに━━(////)」

 

克慈

「智沙ちゃんは初めてなの? ……本当に俺でいいの?」

 

智沙

「もちろんです! 克慈さんがいいんです! お願いします!!」

 

克慈

「……気持ちは嬉しいけど、彼女は裏切れないでしょ」

 

智沙

「えっ?? あの、でもっバレなければ━━」

 

克慈

「墓場まで持ってけって? ……智沙ちゃん、俺はね彼女と結婚を考えてるんだよ。御両親とも挨拶は済んでるし、俺がプロポーズをすれば━━、分かるよね?」

 

智沙

「……結婚するんですか? ━━本当に、克慈さんが……。惠美ちゃんとじゃなくて?」

 

克慈

「言ったでしょ? 惠美は俺の妹なの。そもそも惠美は恋愛対象外だし。俺と同年か年上なら、恋愛対象になったかもね」

 

智沙

「……同年か年上なら?」

 

克慈

「惠美から聞いてないの? 俺はね、年下は恋愛対象外なんだよ。だから、惠美と同年の智沙ちゃんも俺からすれば対象外なんだけど」

 

智沙

「━━っ、そんな……。でも━━!!」

 

克慈

「俺を好いてくれてる智沙ちゃんの気持ちは正直に嬉しいよ。可愛い子から好かれて悪い気はしないからね。智沙ちゃん、一度しかない初めてはさ、俺じゃなくて未来の旦那さんの為に大事に守っときなよ」

 

智沙

「一度しかないから、だから、克慈さんがいいんです!! 克慈さんに━━」

 

克慈

「智沙ちゃん、もっと自分を大事にしなよ。彼女と結婚する俺は駄目だよ。分かってくれるよね?」

 

智沙

「……いやっ……嫌です! 私は克慈さんがいいんですっ!! ……うっ……うう……ひっく……」

 

克慈

「……智沙ちゃん。……こんなのは友達の葬式先でする話じゃないね……。俺の事は諦めてよ、いいね?」

 

智沙

「……克慈さん、好きなんです……。お願いですから、私の初めての相手になって下さい……」

 

克慈

「智沙ちゃん……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ