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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
第二週【 異変 】
26/156

異変2 喫茶店

 

 ◯メダの店内で、蓉子と私は意外な人物と出会った。


 

惠美

「━━O子さん!?」

 

O子

「あら、貴女達は!」


 

 智沙の友達の一人、O子さん。

 

 D男さんから塩を受け取り、窓際や前後の戸の前に塩を撒いていたO子さんだ。


 

惠美&蓉子

「「お久し振りです」」

 

O子

「本当にね。二週間しか経って無いのに、何ヵ月振りに感じるわ」

 

蓉子

「此処で働いているんですか?」

 

O子

「今週だけね。明日には別の店の応援に行くのよ」

 

惠美

「応援ですか?」

 

O子

「ええ、私ねフリーなの。あちこちの◯メダ店に応援に行くのが私の仕事なのよ」

 

惠美

「そうなんですか」

 

O子

「お客様、ご注文はお決まりですか?」

 

惠美

「あ、そっか━━」


 

 テーブルの横に立て掛けてあるメニューを手に取り、何を頼もうか考える。

 

 沢山あり過ぎて迷っちゃうな〜(////)

 

 何れも美味しそうだもんな〜〜〜♪♪♪


 

惠美

「蓉子は何にするぅ?」

 

蓉子

「ねぇ、惠美。折角だし、O子さんに智沙の連絡先を聞いてみない?」

 

惠美

「あっ、そうだよね! 明日には違う店に行っちゃうみたいだし。聞いてみよっか」


 

 私は駄目元でO子さんに智沙の連絡先を聞いてみた。


 

O子

「それなら私から智沙に連絡してあげるわ。そうだわ! 折角だから私の連絡先も教えとくわね。いいかしら?」


 

 私達はO子さんと連絡先を交換する事が出来た。


 

惠美

「O子さん、教えてくれて有難う御座います♪」

 

O子

「いいのよー。智沙には知らせたから直ぐに来てくれるわよ。ゆっくり寛いでいてね」

 

惠美

「はい! 有難う御座います」

 

蓉子

「あの、O子さん……。私……、気になってる事があるんです!」

 

O子

「気になってる事? どんな事なの?」

 

惠美

「蓉子?」

 

蓉子

「一週間前に起きた飛行機事故です! 搭乗者リストの中に……、T男さんの名前を見付けたんです!」

 

O子

「……っ」

 

惠美

「蓉子、ずっと気にしてたの?」

 

蓉子

「……うん。だって、例え一日でも……、知り合った人でしょう」

 

O子

「……、蓉子ちゃんの言う通り、確かにT男の名前は載っていたわね。それがどうしたの?」

 

蓉子

「━━!? それがどうって?! T男さんとは友達なんですよね? そんな言い方って……」


 

 た、確かに……。

 

 友達って言うくらいだから、仲が良いと思うんだけど違うの??


 

惠美

「あの~、O子さん達と智沙って何の友達なんですか? ……趣味友ですか?」

 

O子

「趣味友じゃないわね。まあ、同志って言った方がいいのかしら?」

 

惠美

「同志……ですか? それは何の同志なん━━」

 

智沙

「お待たせ」


  

 O子さんに何の同志か聞き終わらない内に運悪く(?)智沙が来た。

 

 何だか機嫌が悪そう。

 

 でも、そんな事を気にしていられない。

 

 智沙に杏菜の事を聞かないと……。

 

 智沙なら杏菜と連絡を取ってるかも知れないもんね。


 

智沙

「……杏菜と連絡が着かないの……」


 

 ソファーに座った智沙の第一声だった。

 

 智沙は私なら杏菜と連絡を取っているかも知れないと、思ったみたい。

 

 私達の連絡先を知らない智沙は、二週間もの間どうしたらいいのか悩んでいたらしい。

 

 智沙の話では二週間前━━そう、椅子取りゲームをした日。

 

 案の定、智沙は杏菜と帰らず、一緒に廃校舎に残ったらしい。

 

 そう言えば、季喜とどうだったのか蓉子に未だ聞いて無かったな。

 

 後で聞いてみよう。

 

 杏菜に最寄り駅まで送って貰った智沙は、家に着いてから杏菜に電話をして話したらしい。

 

 杏菜と昨夜の話で盛上り、二時間近くも話し込んだとの事だ。

 

 起床した智沙は、杏菜に電話をしたのだが繋がらず、メールをしても返信が来なかったらしい。

 

 それが一週間も続いたもんだから、智沙は杏菜が心配になり家へ向かったそうだ。

 

 杏菜の家に着いた智沙は、杏菜の御両親から信じられない言葉を聞いたらしい。

 

 智沙と二時間ほど話した後、杏菜は━━。


 

智沙

「{━━自殺未遂したって……。意識不明で、今は病院に入院してるって……。何でそんな事したのよ、杏菜は━━っ!!}」


 

 智沙は両手で顔を覆い、泣き出してしまった。


 

惠美

「……っ、智沙……」

 

蓉子

「{杏ちゃんが……自殺未遂……。どうして……}」

 

智沙

「{分かんない、そんなのっ! 私だって理由、知りたいっ!!}」

 

惠美

「{智沙、アナちゃんが入院してる病院、知ってるの?}」

 

智沙

「……知ってるけど?」

 

惠美

「今から行けないかな?」

 

智沙

「{……意識不明なんだよ! 面会謝絶だよ! 行ったって会えないんだよっ!}」

 

惠美

「{そんなの分かってるけど! でも、それでも……行きたいんだもん! 会いたいんだよ!! 兎に角、ダメ元でも行きたいよ}」

 

智沙

「……いいよ。蓉子ちゃんも一緒に行くの?」

 

蓉子

「うん、行く。杏ちゃんに会いたいから……」


 

 私達は◯メダを出ると、智沙の案内で杏菜が入院している病院へ向かった。

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