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花となりて 君恋うまで

作者:日向あおい
「ちょっと太っているからって何ですか。食欲が抑えきれないのなんて大したことではないんです。こんな私でも恋はできるんですよ。想い想われ、なんて素敵な私の運命なんでしょうか!? まさに今、私は運命の恋に身を投じているんですよ!」



和多族の真緒姫と言えば、その名を聞くだけで誰もが失笑を漏らすほどの肥満。

そんな彼女がある日とつぜん都からやって来た少年によって、日嗣(ひつぎ)の皇子の妃となることに!

都の料理は美味しいし、未来の夫は目がくらむほどの美形だ。

食欲も恋も順風満帆かのようにみえた彼女だったが、やがて大きな落とし穴が彼女の前に立ち塞がる。


≪古代ジャパネスクファンタジー≫
第8回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門 一次選考通過。
2013.9.16完結
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