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使えない新人は居ないと考えるべきではないだろうか?

 今この時期「使えない新人」と職場で耳にする事もあるだろうが、捉え方としては、ベテランと言われる者が、実は新人を十分に使いこなせていない事なのではないだろうか?


「使える新人」は基本、何処にもいない。

他所の、別のノウハウを身に付けているから、動けるだけであって、新人とは言いきれない。


 新人と言われる人を上手に働かせる事が出来るベテランが居てこその新人かと。

 なので、使えないと口にする事は、自分がベテランになれていない事の証明ではないかなと。


 要は、自分が相手の事を把握し、説明がしっかりできていれば、「使えない新人」は何処にもいない事になる。

 先ず、自分が相手を「新人で使えない」と思う事があれば、自分が実は一番「使えないベテラン」なのだと考えるべきなのではないだろうか?

 自分の無理解を無理強いするベテランという事になる。


 説明して理解させるべき事を省略し、自分が分かっているから相手にも通じるだろう、と思った時点で既に「使えないベテラン」の仲間入りを果たす事に・・・


「使えない」から怒るのではなく、怒鳴るのではなく、説明が足りていたかどうかを自問自答し、再度説明をするべきではないだろうか?

 危険な事態に陥るので有れば、即座に怒鳴るのは注意喚起としては当然として、その事を自分が、相手が事態を把握し切れているかの確認も大事かと。


 それでも、人は他人。

 色々な他人が居ます。

 直に即応できる人もいれば、対応するのに時間の掛る人もいる。

 どうしても出来ない人もまた居るので、使えない人が居るという事は、その人を上手く働かせる事が出来ていないという事でもあるかと。



 もっともしてはいけない事は、新たにそこに入る人に出来る、分かる、通じる「だろう」と考える事が一番の禁物ではないだろうか。

 知っていて、分かっているだろうけど、改めての説明が出来てこそ、新人を導けるベテランになれるのでは?


 先ずは、相互理解を以ってお互いの認識のすり合わせを行ってから、何をどの様に説明するのか次第かと。


「新人が使えない」と口にしてしまえば、それはアナタもまだベテランではなく、まだ新人でしかないという事かと。

また何か考えが纏まりましたなら、再開させて頂きます。

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