49.騎士団長の帰還
皆様お今晩は。
今回も他人称視点(三人称視点)での進行になります。
サブタイ通り、ベンジェフの話です。
筋肉バッキバキのスキンヘッド系褐色男子好きの方にお勧め!(居るんやろうか?)
では本編をどうぞ!
―ラーゼント王国騎士団本部―
現在、本部内の会議室にてベンジェフと各師団長が待機していた。
彼らが此処で待機しているのは、在る報せを待っているからだ。
一三が閣議室に入って行って半日が過ぎようとしていた。
そんな中、パースが閣議室から帰って来たのだった。
彼が装備している鎧には、騎士団長を任命されてからその役職を示す印章が在ったのだが、戻って来た彼の鎧は印章が在った部分を鋳潰されていた。
しかし、印章を潰されたはずのパース本人はひどく誇らしそうにしていたのだ。
そして彼の手には一式の鎧が有った。
彼はその鎧をベンジェフの方へ跪いて渡した。
それに倣う様に、各師団長もベンジェフに対して跪いた。
ベンジェフは彼ら一人一人を見遣った後、静かに頷いた。
そしてベンジェフはパースの方に向き直り、鎧を受け取った。
そうして、ベンジェフだけ騎士団長の執務室へ入り、一刻もしない内に彼は出て来た。
ベンジェフは全身鎧を装備していた。
その胸にはラーゼント王国騎士団長の印章が彫り込まれていた。
その姿を見た面々は、パースのみならず各師団長も全く同じ思いをその胸に満たしていた。
我らが騎士団長が帰って来た。
ベンジェフは全員を立たせてから、自身の頭を下げ、ただ一言。
「済まなかったな、帰ってくるのに思いの外時間を掛けてしまった」
彼らにそう告げた。
その言葉にパースも一言だけ返した。
「お待ちしておりました、ベンジェフ騎士団長。」
ここに居る全ての者が騎士団長の帰還を今か今かと待ちわびていたのだ。
ベンジェフは改めて彼等一人一人の意志を確認するかのようにもう一度彼等の顔を見遣った。
彼等の意志は先程と変わらず、共に戦場を行く事を望んでいた。
それを感じ取ったベンジェフは苦笑いを浮かべてしまう。
自分が指揮をしていた部下がこんなにも馬鹿者揃いで、つい嬉しくなってしまったのだろう。
彼は一息吐いて自身の気持ちを落ち着かせてから、パースに言った。
「行くぞ副団長。≪魔獣≫を倒してこの国を守る為の作戦会議にっ!」
「はっ!!共に行きましょうっ!」
「よしっ!!各師団長は騎士団全員を招集し待機だっ!作戦会議後にいつでも出れる様に準備しておけっ!!」
「「「「「「了解っ!!」」」」」」
騎士団は動き出した。
停滞していた流れが大きな音を立てて動き出したのだった。
はい!
今回もここまで読んで頂きありがとうございます!
さぁ、物語はクライマックスに移行しますよ~。※まだですけど
次回もお楽しみに!
では!




